G.Skill F4-3600C14D-32GTZR を更にオーバークロックしてみる

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はじめに

本記事で触れる「メモリのオーバークロック」は動作保証範囲外の使用方法となる為、自己責任の上で行う必要があるので要注意。

 オーバークロック耐性も期待して値段の張る選別メモリを購入した為、ここはキッチリ回る事を祈りたい。
 そんなわけで個人的にこだわりのある DDR4-3733 CL16 の常用オーバークロック設定をまさぐりつつも更なる高みを目指してみたお話し。

PC スペック

 ASUS ROG CROSSHAIR VIII DARK HERO の BIOS は 3202β で AGESA 1.2.0.0 となっている。

オーバークロック設定方法

 「XMP を適用するだけ」という行為もオーバークロックの範疇に入るが、ここは UEFI にあるメモリの設定項目の殆どを手動設定する事でオーバークロックを行っていく。
 割と根気の要る作業なので時間的余裕のあるときに行うことをオススメする。

動作タイミングの設定

 G.Skill F4-3200C14D-16GFX でチューニングしまくった動作タイミングを流用するだけで大まかな動作は OK だった。同じ Samsung B-Die を採用している製品を選んだ為に出来る事だ。
 異なる点はメモリの動作クロックが上昇するにつれてメモリの動作電圧 vDIMM を上げて行くこと。vSoC, VDDG, VDDP も合わせて少し盛らないと Infinity-Fabric のデータ転送でエラーが出たりするので要注意と。

実際に更なるオーバークロックを試す

DDR4-3733

CL14

 これは F4-3600C14D-32GTZR が XMP に持つファーストタイミングを流用しつつ、サブタイミングの一部をファーストタイミングに合わせて調整した物となる。

 メモリのストレステストは未完走

 vDIMM 1.45V, vSoC 1.050V, VDDG CCD/IOD 1.000V, VDDP 0.900V

 MaxxMem の結果 48.28GB/s

 Ryzen DRAM Calculator の MEMbench は 105.37 秒

CL16

 筆者個人が目指していた常用オーバークロック設定がこの DDR4-3733 CL16 になる。理由は vDIMM をあまり盛りたくないから。

 vDIMM 1.40V, vSoC 1.050V, VDDG CCD/IOD 1.000V, VDDP 0.900V

 ストレステストは Karhu RAM Test で 10,000% クリア済み

 MaxxMem の結果 48.91GB/s。何度実行しても CL14 時より速い。それなら無駄に電圧盛って CL14 とするよりもこっちの方が良い。

 Ryzen DRAM Calculator の MEMbench は 105.16 秒。やはりこれも CL14 よりも速い。

DDR4-3866 CL16

 3733 の次に狙っていた動作クロックだが、どう頑張っても vDIMM 1.50V じゃないと POST してくれないから常用は諦めた。
 短時間だけなら―― と Karhu RAM Test を 100% 程度回し、即死級エラーが無い事だけを確認してベンチマークを行った。

 メモリのストレステストは未完走
 WHEA-Logger ID 19 エラー有り

 vDIMM 1.50V, vSoC 1.050V, VDDG CCD/IOD 1.000V, VDDP 0.900V

 MaxxMem の結果 49.86GB/s。

 Ryzen DRAM Calculator の MEMbench は 101.20 秒。3733 から +133MHz で約 4 秒も縮めてきた。

DDR4-4000 CL16

 いよいよ大台の DDR4-4000 に。POST に転けるかと思ったけどさっくり起動してびっくり。
 DDR4-3866 と同じ vDIMM 1.50V で OS 起動からベンチマーク実行が出来たけど、これでストレステストまでして常用は考えていない。

 メモリのストレステストは未完走
 WHEA-Logger ID 19 エラー大量に有り

 vDIMM 1.50V, vSoC 1.100V, VDDG CCD/IOD 1.050V, VDDP 0.950V

 MaxxMem の結果 50.28GB/s。ついに 50GB/s を超えてきた。

 Ryzen DRAM Calculator の MEMbench は 98.43 秒に。このベンチも大台を超えてきた。

MaxxMem2 まとめ

 フリーウェアで入手性も良く、使い方も簡単なのでメモリ関連のベンチマークは暫くこれを使おうかなと思った。
 そんなわけで MaxxMem2 のベンチ結果をグラフにまとめることとした。 (2021/01/20 0:30 追加)
 一つ前のレビュー記事に掲載した F4-3600C14D-32GTZR の XMP のみ適用のスコアも入れ込んでみた。

 転送レート

 Read, Write, Copy 各々の転送レート

 レイテンシー

 グラフを見る限りでは、DDR4-3600 CL14 の XMP 適用のみだと幾ら CL 値が低くてもサブタイミングが詰まってなければ当然パフォーマンスは大きく落ちる。
 DDR4-3733 CL14 と CL16 の様にサブタイミングまで詰め切った状態であっても CL 値が高い方のスコアが高くなる場合もある。これはちょっと原因分かってないがそういう事もあるんだねということで。何かのバランスも大事なのかなと。
 あとは動作タイミングがほぼ同一であれば当然、クロックが上昇する毎に転送レートは上がる。

G.Skill F4-3600C14D-32GTZR の個人的評価

 めちゃ良く回ってくれるので「買い替えて良かった!!」と思えるメモリモジュールだった。
 Single-Rank x4 よりも Dual-Rank x2 の電気的な優位性と耐性の良さが相乗した結果かなと思われる。それとマザーも奮発した甲斐があったのかも。
 目標としていた DDR4-3733 CL16 も余裕で回ってくれている事も相まって感無量である。

 ポン付け XMP ドーンで速度が欲しい人も、手動でチューニングする人にも割とこれ強くオススメ出来るメモリかも。

おわりに

 簡単なテストだったけど DDR4-4000 まで到達出来たのは嬉しい限りだった。
 今後はストレステストや再チューニングなど、時間をかけて調整していくことになると思うので気長に弄っていこうと思う。

 あと、メモリを手動でチューニングしてる方はメモリ増設の際に 8GBx2 から 8GBx4 の 32GB とするよりも 16GBx2 構成に買い替えた方がメモリも回しやすいのでオススメ。

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