久々のモバイルバッテリー購入。残量 % 表示が便利!

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はじめに

 外出時に持ち歩いているモバイルバッテリーは 5,000mAh で、「これで十分」と思っていた物の実際に使うと容量不足を感じていた。
 そこで容量を倍の 10,000mAh にすれば当然、重くはなるけど容量不足は解消されるだろうということで新調することにした。

 一般的なモバイルバッテリーは残量表記に 4~5 個の LED 点灯でのみ表示する形式が多く、物足りないと思うところもあったので、残量をパーセント表示してくれる製品を探してお手頃な値段の物を選んでみた。

 2023/06/01 購入時 1,990 円に 350 円 OFF クーポンが付いて 1,640 円となかなかの安さだった。
 あまり安すぎてもなんだか不安になりそうなところだけど、偶には「そういった製品もいいかな」という事で買ってみた。

製品概要

  • バッテリー容量 : 3.7V 10,000mAh (37Wh)
  • ポート構成 : USB Type-C (USB PD 対応), MicroB (本体充電用), USB Type-A (QC 3.0 対応)
  • 保護機能 : ショート、過充電、過放電、過電流、加熱、異物検出
  • サイズ : 139 x 67 x 16.5 [mm]
  • 重量 : 234.5g (実測)

 出力電力に関しては USB PD による 9V/2.2A 時が最大の 20W。それ以外は 9V/2A, 12V/1.5A の 18W 出力となる。

外観

 サイズ感を表すために Galaxy A22 と並べてみた。おおよそ 6inch クラスのスマホよりもちょっと小さい程度の面積になる。

 入出力ポートレイアウトは以下の写真の通り。

 Type-C は入出力兼用となっており、本製品を充電するときと他デバイスを充電するときにメインで使用することになるだろうかと思われる。5V/3A, 9V/2.2A, 12V/1.5A の出力となる。
 Type-A 端子に関しては Quick Charge 3.0 対応なので 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A の 3 段階で出力が得られる。

 重量実測 234.5g。手持ちの 5,000mAh のモバイルバッテリーは 111.5g だったので、容量が倍となることで重さも倍 +α になった感じだ。

バッテリーを充電してみる

 開封時のバッテリー残量は 54% となっていたので、ここから 100% まで充電してみた。

 本製品 Type-C 端子に USB PD 対応充電器をさして充電してみた図。
 仕様通りに 9V/2A の入力で充電中だ。

 バッテリー残量 90% を超えたときに見たらトリクル充電に切り替わり、低電力での充電になっていた。
 ここから 100% までの時間はかかるが、バッテリー保護の為に必要な機能なので問題は無い。

 充電完了後のデータは以下の通りで。

 残量 46% を充電するのに 24,455mWh の電量を要している。実容量 37Wh に対して 66% ほどの電力量なので、パーセントがそのまま容量に対応しているというよりも、電圧を監視して「このくらいかな-」みたいな感じで残量を表示しているのだと思う。
 故に実残量との齟齬があるかと思われるが、表示としては見やすいので LED 4 点灯方式よりはずっと良い。

スマートフォンを充電してみる

 サブ端末の Galaxy A22 を充電してみた。この端末は USB PD 対応なのでモバイルバッテリーの性能をきちんと引き出せる。

USB PD 対応デバイスを充電するの図

 スマホ側の残量 85% から 86% になっただけでモバイルバッテリー側は 2% も減った感じなので、やはりこれは電圧変動で見ているだけかなと思った。
 出力に関しては問題無く 9V/2A で安定した出力が得られているのでモバイルバッテリー自体の出力性能もまた問題無く良い物であると分かった。

スマホ 2 台を連続で充電してみた 

 バッテリー側の残量がどんな感じに減っていくのかを見たかったので、Galaxy A22 と S10 を続けざまに充電してみた。

 モバイルバッテリー側は残量 98% スタートの 61% 終了。
 Galaxy A22 (4,000mAh) へ給電した電力量は 11,164mWh となった。
 端末側 60% というと 2,400mAh x 3.7V で理論上は 8,880mWh 分となったハズ。
 モバイルバッテリーは 37% 消費しているが、11,164mWh は全体の 30% にあたる数値。大幅にずれているわけでもないので目安としては問題無いだろう。

 次に Galaxy S10。

 モバイルバッテリーは 61% 開始の 36% 終了。
 端末側 60% は 1,980mAh x 3.7V で理論上 7,326mWh の電力量を給電したはずだけど、バッテリーがへたっているからなのか実際の充電量より高く見えた感じ。
 モバイルバッテリーは 25% 減の 7,111mWh なので実際には 19.2% の電力量を消費している。こちらもまた目安としては大丈夫だろう。

その他特筆事項

 開封前に思ったことはパッケージデザインがやたらと良い印象だった。
 開封後はマニュアルを読んで全てが「日本語フォント」だったという点で更に好印象になった。

おわりに

 まだ使い始めたばかりで耐久性に関しては何も言えないところだが、現状では問題に思うポイントが皆無。
 寧ろ好印象と思う部分が多いので、Amazon でパーセント表示のあるモバイルバッテリーで安い奴―― と選んでみたがこれは大正解だったのかなと今は思っている。なかなか良い物を見つけた。

記事更新履歴

  • 2023/06/05 09:39 「スマホ 2 台を連続で充電してみた」の項を追記。
著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

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