AlmaLinux 9 への移行テストを少しずつ始めてみる

Linux
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はじめに

 現在、このブログをホストしているマシンは CentOS 7。いい加減、いろいろと限界も近い。
 自分でメンテしていくにも面倒臭いんで、移行予定としている AlmaLinux 9 を仮想マシンで動作させつつ CentOS 7 からどういう手順で移行していけるのかをテストした。

 主立ったサーバー機能としては NTP, DNS, DB, MTA, Web 等々と要塞化しているので手間暇掛かるってなもんで……

とりあえず NTP と DNS のテスト

 時刻合わせで必要な NTPd は一番最初にやっておこうということで、既存のまま Chrony を採用。
 これは設定ファイルを CentOS 7 のものと同じ様なエントリを書いて上げるだけですんなり動作。
 chronyc sources とコマンドを打ち込んで、最適なサーバーに同期していることが確認出来た。

 お次は DNS。こちらは ISC の BIND が良いので、リポジトリからサクッとインストール。

% sudo dnf install named-chroot

 次に CentOS 7 のほうから conf と zone ファイル等を tar で固めて scp で貰ってきつつ、展開して該当フォルダへファイルを配置した。
 とりあえず該当ポートは閉じたまま systemctl start named-chroot するとエラー。
 エラー内容から named.conf を見直しつつ正常動作するまでこぎ着けた。

 CentOS 7 側は BIND 9.11.4-P2-RedHat-9.11.4-26.P2.el7_9.16 で AlmaLinux 9 側は BIND 9.16.23-RH という感じにバージョン違い。
 これにより BIND 9.16 では dnssec-enable yes; が記述不要な為にコメントアウト。
 RPZ の機能の使い方に違いが出たようで "rpz 'rpz' is not a master or slave zone" と言われるもんだから response-policy { zone "rpz"; } qname-wait-recurse no; の行をコメントアウトしてひとまず RPZ を使わない様にしておいた。

おわりに

 サーバーとして根底の部分から作業を進めてみたが、次は Postfix あたりになるかな。
 ユーザー管理は DB で行っているし、SPF やら DKIM, DMARC 等、連携している技術も多いし TLS 絡みで証明書の管理も込みになるから結構面倒だなーと思っている。
 Postfix 自体も Version 2 系から Version 3 に上がることになるから先ずはそこからと。

 また進展があったらメモ代わりとして記事に残そう。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

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