画像やリンクが無効になっている可能性もあるのでご了承下さい。
10 月下旬に発売された AMD の新 CPU である VISHERA こと、FX シリーズに関する「ブロガー勉強会」が行われた。Llano, Trinity と続き、今回で 3 回目の参加となった。また今回も、当日の様子をお送りできればと思う。
会場へ
10/15 に日本 AMD 社はオフィスが移転したと言う事で、新宿ではなく東京駅からすぐ近くにあるトラストタワー 10F が会場となった。セキュリティのかかったビルなので 1F ロビーにて受付を済ませ、訪問者用 ID カードを受け取り、ゲートを通った後に会場へ入場。
19:00 少し過ぎたところだったので、席は割りと選べる感じだったが、一番前だと見づらそうだったので前から 2 番目の端へ着席。今回もまた軽食が用意されていたが、なんか豪華なお弁当だったので勉強会開始までの時間を使って胃に物を入れておいた。エビチリが辛くて少しむせたが、かなり美味しかった。
それと、Llano の勉強会であったブログコンテストで金賞頂いたので、改めて森本さんにお礼の言葉を伝えることが出来た。広報担当さん経由でお礼は文面で送ったけど、やはりこういう事は口頭で言いたかったので個人的に満足出来た。
AMD VISHERA ブロガー勉強会 開始
軽食を頂いているうちに、定刻となる 19:30 になり勉強会が開始された。
以下、配布されたスライドに沿ってまとめて行く。一部ページは外部公開出来ない物もあるので、そこは割愛とする。
1 部 – VISHERA Overview
内部構成はこの様な感じとなり、Piledriver コアを載せた物となる。「現行」とあるが、これは Bulldozer 比である。同 Piledriver コアは APU である Trinity の CPU 部でも使われている物だが、新 FX シリーズはこれに L3 Cache を載せて更なるパフォーマンスアップが図られている。
New FX-Series “VISHERA” パフォーマンス
公称値として 15% のパフォーマンスアップとはされているが、実際にベンチマークを走らせた場合のスコアをここでは比較されていた。比較対象は 2011 FX とされ、これは FX-8150 を指す。全体的にパフォーマンスアップされており、一部タイトルでは 20% 以上も早くなっている。
演算寄りなベンチとして、x264 Encode でも比較されているが、こちらは intel i3/5 との比較。個人的に intel の CPU をクライアント用途では何年も使っていないので、余り気にはならない所と言うのが正直な話しとなる。
Price CPU Performance
値段辺りのパフォーマンスこそ、FX-Series の売りの 1 つではないだろうか。実売の値段で比較すると intel i5-3570k よりも FX-8350 の方が少し安いが、性能は上になる。
手の届きやすい値段設定でありハイパフォーマンスであるため、実際にローンチした際には「かなり売れた」そうだ。
オーバークロックによる性能上昇率
FX-4300/6300/8350 をそれぞれ 5GHz までオーバークロックさせた際、各々定格比の性能上昇率。
FX-4300 は定格 4cores 3.8GHz、6300 は 6cores 3.5GHz なので、5GHz までの OC となると +1.5GHz 動作になる 6300 ほど性能上昇率は当然高い。しかし 8350 は +1GHz であっても伸び率が非常に良い。
2012 FX-Series
新 FX である VISHERA のラインナップは上記の通り。FX-8350 の明示的なライバルとしてはここでもやはり “i5-3570k” である。VISHERA のシリーズ全体的に値段は安めの設定となっており、コストパフォーマンスに優れた製品である。
1 部 – まとめ
Bulldozer 比で 15% の性能アップ。そして競合の Core i5-3570k よりも安く性能が高い。そして Unlock 機能がついているので、気軽且つ簡単にオーバークロックを行うことができる。非常に遊びやすい CPU になっている。
書いているうち、記事が長くなってきたのでパート毎に記事を分けて行く。次回の記事は「新 AMD プロセッサーの改良点」と言うパートとし、何が新しくなったのかを掘り下げて具体的なお話しになる。ちょっと難しいので、本記事と同様にスライド主体で行こうと思う。
続きはこちら
AMD VISHERA ブロガー勉強会 参加レポート – その弐 –
コメント