録画した TS ファイルから Blu-ray ISO を作成する

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 これもまた AMD の Fluid Motion を利用する Cyberlink PowerDVD 14 Ultra に関連する記事になる。
 PowerDVD で Fluid Motion を有効にするには、メディアが Blu-ray である事と映像のフレームレートが 24fps (23.976fps) である事が現時点では必要とされている。
 既に紹介した記事「AMD の Fluid Motion を Blu-ray ドライブ無しでも試す方法」では CreativeCommons 3.0 というライセンスの下でフリーに使える CG アニメーションの Blu-ray ISO を用いた Fluid Motion の視聴テストを行った。

 CG アニメーションの映像でも充分に Fluid Motion の効果を確認することが出来たが、やはり日頃見ているアニメはどう言う感じになるのかと色々試したくなってきた。しかし何度も言うが、Blu-ray Drive を所有しておらず同様にメディアも持ち合わせていない。
 ではどうするかと言う事になるが、結論として「自分で Blu-ray ISO を作ってしまえば良い」となる。実際に作成して Fluid Motion を有効に出来るメディアを作成し、視聴するまでの手順を雰囲気だけ軽く紹介してみようと思う。

* 実際のキャプチャー画面などは著作権的に問題が出てくるので掲載はしない事とする。

下準備

 先ず大事な映像のソースとなるものは自分で用意をする。今回は PT2 で録画した TS ファイルを利用した。
 次に TS ファイルを上手い事エンコードさせる必要がある。エンコードをした成果物として、動画のエンコーダーは x264 8bit、フレームレートが 23.976fps であれば良いので過程は何でも良い。解像度については 720p でも 1080p であっても問題は無かった事を確認済。
 自身は Avisynth のスクリプトを書いてある為、適時トリミングしたり軽くノイズ除去してインターレス解除をしつつエンコードを行った。さらに、音声部は TS ファイルから分離したままだと AAC 形式なのでこのままでは NG。Blu-ray として用いるには AC3 形式に変換する必要がある。この変換には X-WinFF を用いた。
 X-WinFF を用いた音声の AAC to AC3 な変換は GUI なので視覚的で簡単に行える。
 次の画像のように AAC ファイルをドラッグし、「Convert to」を Audio にし、「Preset」を Ac3 DVD – 192kbps Stereo とすれば良い。あとは上の Convert ボタンをクリックするだけ。
1218_xwinff

 x264 8bit 23.976fps の動画と、上記で用意した AC3 ファイルがあれば Blu-ray ISO が作成可能となる。
 最後に用いるソフトは tsMuxeR と言うソフト。これで動画と音声を Mux して Blu-ray ISO として出力を行う。
 次のように動画と音声のファイルをドラッグし、Output で Blu-ray ISO をチェック。File name で出力先を指定してから「Start muxing」をクリックで出力開始となる。
1218_tsmuxer
 ここで出力された ISO ファイルを Windows 8.1 の標準機能などを用いて仮想ドライブにマウントをし、PowerDVD14 Ultra から仮想ドライブを指定すれば Fluid Motion が有効になる形で自前で用意した動画を見ることが出来る。

まとめ

 なんだか雑な流れの記事になったが、大雑把な流れとしては次の通り。

 1. 地デジで流れてるアニメでもなんでも良いので録画する。
 2. 録画した TS ファイルを動画と音声に分離をする。(Demux)
 3. 動画は x264 8bit 版にて 23.976fps でエンコードをする。音声は AAC から AC3 形式に変換する。
 4. tsMuxeR を用いて動画と AC3 ファイルをまとめ、Blu-ray ISO を出力させる。
 5. 完成した ISO ファイルを仮想ドライブでマウント
 6. PowerDVD 14 Ultra を起動して、仮想ドライブを指定することで再生が可能。

 この様になる。必要に応じて CM カットやらノイズ除去などのフィルタをかますのも良い。

おわりに

 結局何が言いたいかと言えば、Blu-ray ISO を自前で作ってしまえば Blu-ray ドライブが無くとも Fluid Motion を有効活用する事が可能となると言う事だ。
 実際に視聴した感想としては、背景がスクロールする場面なんかは非常に滑らかになりヌルヌル感がもの凄い。そのくせ CPU 負荷は殆ど無くフレームが欠損する事も無いから安心して視聴することが可能だった。満足度は非常に高い。
 今回、この様な作業をしていた時にふと、1 クール分全部エンコードして全話を 1 つの Blu-ray ISO にまとめて置くと繰り返し視聴が捗るのでは無いかと思ったが、エンコード作業が面倒過ぎたので手を付けるには至らなかったorz 時間があるときにやって見よう……


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