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今月 2014/12 中旬辺りから話題になっていた BlueskyFRC と言うフィルタを MPC-HC の外部フィルタとして登録する事で、DXVA (DirectX Video Acceleration) に於いても Fluid Motion が有効になりヌルヌルと動画再生が行えるお話しのネタ記事。
当初 BlueskyFRC を上手く駆動させることに成功せず、若干苦労していたけど「細かい設定が抜けていた」と言うマヌケな理由による物であった。無事に解消して MPC-HC でも PotPlayer でも外部フィルタを登録出来るプレイヤーなら BlueskyFRC を用いて Fluid Motion による補間されたヌルヌルの動画を見ることが出来るようになった。
基本的な使い方
使用方法は全て開発者のサイトに掲載されているので当方サイトでは割愛し、ちょっと注意事項だけに留める。
必要な物は現時点で最新の BlueskyFRC 0.1.1 並びに DXVA Checker の 2 つ。
加えて外部フィルタを登録して優先使用出来る動画プレイヤー。取り敢えずは MPC-HC で動作確認した方が良いと思う。
上記サイトに書かれている通りに先ずは DXVA Checker にて「CmMode_FrameRateConv」の値を 1 にする。dGPU として Radeon を用いる場合には 2 であれば 30fps のソースであっても Fluid Motion が有効になるらしい。APU では現時点だと 1 で無くては動作せず、Fluid Motion が有効となるのも 24fps のソースのみだった。
次に MPC-HC で外部フィルタとして BlueskyFRC を登録し、適当な動画を放り込めば Fluid Motion が有効な再生が行われる。
動画プレイヤーには PotPlayer を愛用しているので、これで BlueskyFRC を有効にする手順だけ紹介。
PotPlayer を起動し、F5 キーを押して「環境設定」を開く。左のメニューより「フィルター制御」以下「カスタムフィルターの管理」と進み、右側の「外部フィルターを追加」をクリックする。
同じフォルダにコピーしておいた BlueskyFRC32.dll を指定する。 (32bit 版使用の場合) 次に追加された「Bluesky Frame Rate Converter」をクリックして「Prefer」のラジオボックスにチェックを入れるだけ。
注意事項としては「環境設定 – 再生」にある「サムネイルプレビューを表示」にチェックが入っており、スライダーへのマウスオーバーでサムネイルを表示するよう設定していると、不要なウィンドウ表示が多発して不正落ちしやすい。サムネイルプレビューは OFF にしておいた方が良い。
所感
実際に Fluid Motion が有効になる事を確認できたらかなりの儲けものという感じで、そのなめらかさは感動物だ。
PowerDVD 14 Ultra と比較すると「安定性」に於いてはまだ負けている感じがする。これはフレーム補間が息継ぎをするかのように一瞬カク付く事が良く見受けられるから。PowerDVD は一貫して安定した補間が得られる。
しかし、PowerDVD は Blu-ray のみのサポートだが、BlueskyFRC はフィルタであるため母体となるプレイヤーが再生可能なエンコード形式であればなんであっても有効になる。使える幅が余りにも広すぎる所がもの凄い長所だ。当方では x265 の HEVC エンコであっても x264 でも 24fps であれば問題無く Fluid Motion が有効化されて滑らかな再生が得られている。
BlueskyFRC はまだ β 的な扱いではあるが、既に完成度は高く今後も非常に期待が大きい。開発者のサイトでは動作報告を募っているので、報告出来そうな人は今後の為にもやっておいた方が良いかも。
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