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Shenzhen Soundsoul Information & Technology Co., Ltd よりこの SoundPEATS QY-7 の提供を受けたのでレビューを書くこととなった。
QY7 はスポーツタイプのワイヤレスヘッドセットで、スマートフォンとペアリングして用いることでランニングやウォーキング等々している時にも音楽を聴いたり通話も可能となる Bluetooth 器機だ。
QY7 スペック
- 接続方法
Bluetooth 4.1 + EDR
対応 Profile : HFP 1.6, HSP 1.2, AVRCP 1.4, A2DP 1.2 - 使用範囲
10m (遮蔽物無しの時) - 待機時間
145 時間 (パッケージには 180 時間とあった) - 使用時間
5 時間 - 充電時間
2 時間 (MicroUSB 端子を使用) - 重量
16.4g - 対応 OS
Android OS 4.4.2, iOS - 付属品
USB 充電ケーブル (18cm)、イヤーフック 6 個 (2 種で大中小サイズ合計 12 個)
イヤーフック 4 個 (本体装着済と同型の大小サイズ)、イヤーピース 4 個 (大小サイズ)
プラスチック製クリップ、結束用パーツ
※ イヤホンの再生周波数特性に関する表記は無いので不明。
機能と操作性
ヘッドセットとしての機能は Bluetooth によるワイヤレスにて音楽を聴くことが出来る。スマートフォンとペアリングをすれば着信があれば取る事が出来るし、マイクも内蔵されているので通話も出来る。ボリュームの上下が可能であるし、音楽再生アプリで再生中の曲から 1 つ前の曲や後の曲を選曲可能。
これら機能はイヤホンの右チャンネル側に付いているスイッチで行うことが出来る。
まず使用する上で器機とのペアリングをする必要がある。この時必要とされる動作は、QY7 の電源が OFF となっている時に FunctionKey を 5 秒押し続ける事。そうすることでペアリングモードに移行するので、ペアリングをする器機で Bluetooth 器機の検索を行えば良い。デバイス名はそのまま QY7 として認識されて接続される。Xperia Z2 とペアリングをした際にはきちんとヘッドセットのアイコンになっていることを確認出来た。
QY7 を使用中に電話の着信があった場合には FunctionKey を押すだけで良い。マイクが内蔵されているから通話も可能だが、右耳に位置するマイクが音を拾う為に小声ではやや篭もったような音になる。ある程度の声量は持たせた方が相手方も聴きやすいであろう。通話が終わったらまた FunctionKey を押すだけで終了出来る。
音楽再生を行う場合はさすがにスマートフォンなどの器機操作は必要だ。一度再生してしまえば Volume の上下と再生中の曲を前後の曲に飛ばしたりも出来る。この選曲操作は Volume +/- 何れかを 1 秒押し続ければ良い。
QY7 の電源の ON/OFF は FunctionKey を 3 秒長押しとなる。よって誤動作も起こりづらいハズ。
尚、本体の充電に関しては左の ch 側に MicroUSB 端子があるので PC なり USB 充電器に接続すれば充電可能だ。これだけ小さいボディで 5 時間も使用可能だという点には驚くばかり。
ちょっと調べてみた事など
Bluetooth 器機を用いるのは今回が実は初めて。なので、この分野の知識は薄く良く分からないことが多い。聞き慣れない英略が多い物だから、ググってググって調べてみたり。新たな知識の吸収となる…… はず。知り得た物を端的に書いてみよう。
- Bluetooth 4.1 + EDR
Bluetooth というワイヤレス規格のコアバージョン 4.1。EDR (Enhance Data Rate) でデータ転送レートは 3Mbps になる。4 系は超低消費電力版の様だ。 - Bluetooth の Profile HFP 1.6, HSP 1.2, AVRCP 1.4, A2DP 1.2
Bluetooth で何が出来るかを定めた物。
HFP は HandsFreeProfile なので電話関連の着信通話などが出来る。
HSP は HeadSetProfile で音声入出力
AVRCP は Audio/Video Remote Control Profile でリモートコントロールとあるから、ボリューム操作や選曲関係もこれだろう。
A2DP は Advanced Audio Distribution Profile で音声を配信する為の物。音楽はこれで聴けるのだと思う。 - aptX
音声圧縮コーデックの名称。Bluetooth 4 系は省電力デバイス向けである為、データ転送レートが低い。その為、音質確保に帯域を割けないから圧縮してやる必要が出てくるようだ。音質には定評のあるコーデックなようで、実際耳にしても違和感が無い。 - CVC 6.0
Bluetooth 器機向けのノイズキャンセリング技術の一つ。詳細な事は英語のページを見つけたのでそちらを参照。
上記機能のうち aptX と CVC 6.0 に付いては CSR8645 というチップによって実装された機能であるということも付け加えておく。
肝心な音質
音楽再生に於いては結構低音がブーストされている為、低音がよく響く。ノイズ感はあまり感じられずクリアに聴くことが出来るので音質も良く感じる。価格帯も 3,000 円しない程度の物であるが、Bluetooth によるワイヤレスでこの音質であれば必要充分であると感じた。よくある安かろう悪かろうな音では決して無いと思うところ。
おわりに
スポーツ向けとされている物なのでランニングやウォーキングであっても装着すれば簡単に外れ落ちるような事はないのではと思えるほどにしっかり装着できる。イヤーフックもトータルで 3 種類付属しておりそれぞれが大中小の 3 サイズあるので自身の耳のサイズに合わせたある種のカスタマイズが出来るから、至れり尽くせりだと思う。
ワイヤレスなイヤホンタイプのヘッドセットであるから、特に自転車なんかでも重宝しそうだ。ここ最近では自転車で走行しながら通話やらの操作は取り締まりの対象となりつつあるから、QY7 のようなヘッドセットを装着していれば両手の自由も効くし着信があっても問題無く通話も出来てしまう。安全面においても役立ってくれる良い製品だと思う。 自転車はイヤホンも取り締まり対象だった様だ……
Bluetooth 製品は結構古くからあり、この手の製品には「不安定ではないのか」とか「音質が~」等、ある種の不信感みたいな物があったがそれらを払拭してくれたので良い経験が出来た製品でもある。今後も Bluetooth 関連にも手を出していこうかな……
Coneco.net にもレビューを掲載中。
Soundpeats/サウンドピーツ ワイヤレス スポーツ ヘッドセット QY7 black/greenのレビューと評価: Bluetooth で繋がるイヤホンタイプのヘッドセット [coneco.net 商品レビュー]
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