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この度 MUCHER-JP より MS-560 カナル形イヤホンのご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品はステンレス製のハウジングを採用し、ケーブルはフラットタイプとなっている。リモコンとマイクが付いているので、装着したまま通話を行うことも出来る。
概要
パッケージ
REMAX RM-565i という製品が MUCHER MS-560 とされている。
パッケージ内容
イヤホン本体、イヤーピースが 大/小サイズが付属する。説明書は中文と英文のみ。
スペック
- 再生周波数帯 : 20~20,000Hz
- 音圧感度 : 95±3dB
- インピーダンス : 16Ω
- 最大出力 : 80mW
- 接続端子 : 3.5mm ミニピン
外観
ハウジング
ステンレス製とある通りの質感で小ぶりである。何か緑色の物質が見えている所がちょっと残念か。
尚、どちらが右でどちらか左かと言った物が外観では分からず、説明書を見る必要があった。リモコンの付いている方が左である。
リモコン
スイッチが 1 つにマイクのみとシンプルである。
説明書にはスイッチを 1 回押すと「再生/一時停止」、2 回素早く押すと「次の曲」、3 回素早く押すと「前の曲」と記載されていたが、Android スマートフォンでは「ボリュームアップ」を行うことしか出来なかった。もしかしたら iPhone だと正常に動作するのかもしれないが、製品ページには一切記載が無いので不明。
プラグ
プラグは四極ミニピンになっている。Xperia Z2 に接続して正常に音が出ているので CTIA 規格の接続と思われる。
音質チェック
チェックには Xperia Z2 へ接続し、プリインのミュージックアプリで音楽を再生して行った。
音質的にみると、癖が少ないストレートな鳴りをしていた。若干低音が持ち上げられた感じがあるが、不自然さは無くて丁度良い感じがする。
しかし、音質以外に問題がありイヤホンの左右で音圧が異なるのである。左の音よりも右の音の方が若干大きいので、パンが右に寄ってしまっている。ヴォーカルは疎かバスドラの音も中心より右寄りに聞こえるので常用は難しい。
耳がおかしいのかと思って他のイヤホンを使って見たりと検証したが、本製品のみで発生するので筆者の耳は正常 (?) であった。
さらに、ワイヤードタイプで尚かつフラットケーブルなのでケーブルが体に触れた際に発するタッチノイズがかなり気に掛かる。ワイヤレスタイプでは殆ど気にしないのだが、ワイヤードではケーブルが長いので影響も顕著であると感じた。
おわりに
音楽を聴く上でステレオである事は当然の事だが、パンがずれていたらイヤホンとしての音質は及第点であっても台無しになる。
タッチノイズも結構気になるので、筆者としては余りお勧め出来る物では無いと感じた。
ステンレス製ハウジングなども相まって外観や質感は非常に良好なだけに残念なポイントであった。
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