Qtuo コンパクト除湿器のレビュー

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 この度 Qtuo よりコンパクト除湿器のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
 本製品はペルチェ素子を用いたコンパクトで低消費電力な除湿器である。筐体デザインがユニークなのも特長だと思う。

パッケージ

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パッケージ内容

 本体とアダプター、取扱説明書が同梱されている。取説は英文のみな上にしわくちゃである。非常にユニークな筐体という印象が強い。
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 アダプターは入力が 100V のみ。出力は 12V/4A なので最大 48W まで供給が可能である。PSE マークも明記されているから、日本の家庭で使用しても問題は無い。
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操作方法

 アダプターをコンセントに接続すると、タッチセンサー式スイッチの上部に LED が点灯する。
 次の写真の銀色で刻印されたポッチの部分を触れると操作が出来る。
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 左側が電源スイッチ、右側が動作モードのスイッチになっている。
 電源スイッチはそのまま電源の ON/OFF に、動作モードは弱/中/強の順に動作を切り替える事となる。

動作の仕組み

 背面から取り入れた空気をペルチェ素子を用いて冷却し、結露させる要領で水分をタンクへと貯めつつ筐体上部より排気を行う。ペルチェ素子は電圧を加えると、片面が発熱して反対側は冷却される性質を持つ。冷却面にヒートシンクを取り付けることにより、空気と接する面積を増やすことで多少の効率アップが図られている。
 実際に強モードで動作中、ヒートシンクの温度を非接触型温度計で計測したところ、5 度前後にまで冷えていた。
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 タンクの装着を検知するスイッチと、タンクの水量を検知するスイッチが見て取れる。写真右側のスイッチはタンクがセットされると ON になる物理的な構造となっており、これが ON にならないと電源スイッチは入らない安全設計である。
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 タンクの蓋にはポリエチレン製のフロートが固定されており、上下に可動域を持つ。タンクに貯まった水で浮力を得て、上にあがると水位検知用のスイッチを押し上げて満水を知らせる仕組みである。アナログな検知方法で面白い。
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消費電力

 説明書には 40 ±5W と言う様な記載があったが概ねこの通りであり、実測 36~40W であった。アダプターで供給するには電力的にも多い方だと思うのでアダプター自身の発熱も少し大きめ。非接触型温度計を用いて計測したら一番発熱している箇所では 48 度を指していた。
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洗濯物を室内干しした六畳間にて

 嫁さんが昨晩、洗濯機を回したあと室内干しをしていたので、これは丁度良い機会だということで本機を寝ている間だけ動かし続けた。
 体感では部屋の湿度はかなり高く、暑くて息苦しい程になっていた。梅雨の時期を感じさせるような多湿。
 この時室温は 25 度。湿度計は無かったので仮に 80% としてみよう。部屋は六畳間でレーザー距離計にて実測 21.28m3 になるので、温度 25 度、湿度 80% であれば空気中に約 340ml の水分が含まれる。このうち、本製品を 12 時間可動させた結果 60ml の水分を取り除くことが出来た。
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 結果から、仮に部屋が完全に密閉され空気の流入もなく、洗濯物からも水分が気化しないとすれば湿度は約 65% まで下がる計算となる。しかしそんな密閉された部屋などなく、洗濯物からも水分は気化するので本機が除湿するよりも湿度の上昇する速度が高いと、除湿していると体感することは難しいのではと思う。
 よって、実際に除湿したいと思うのであればより狭い空間であることが最も効果的であると思われる。押入の中などが最適だろう。特に梅雨の時期の押入の中にある布団がカビたりするのは恐ろしいから、使い捨ての除湿製品なんかよりも本製品を突っ込んでおく方がランニングコストを含めても安上がりになるだろう。ただ、アダプターだけは結構発熱するので、押入の外に出しておいた方が安心。

おわりに

 ペルチェ方式の除湿器はいくつかある方式の中ではもっとも効率の悪いタイプであるとの事なので、過度な期待は禁物である。検証及び計算上、室内よりも押入などの狭い空間の方が威力を発揮しそうな製品だと感じた。
 先に述べた通り使い捨て除湿剤の代わりに使うと言った目的が適しているだろう。

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