画像やリンクが無効になっている可能性もあるのでご了承下さい。
2017/06/09 に念願の Ryzen をマザーボード、メモリと共に注文をして 6/11 に到着。
一気に組み替えて現在では既に Ryzen 環境となっていて 4 年半使い続けた FX-8350 からの乗り換え組としてはその性能にただニヤつくばかりだ。
取り敢えず初回のこの Part.1 では Ryzen 5 1600 のパッケージや外観のみとしてベンチマークといった性能面の内容は既にデータとしてグラフに纏めてあるので次回 Part.2 以降で書いていく。
Ryzen 5 1600 を選ぶ理由
本当なら Ryzen 7 1700 を選べればそれに越したことはないんだけども、予算的都合が一番大きくちょっと手が出ない。
それならば第一に FX-8350 を 4.2~4.3GHz 程度で OC した状態よりも確実に性能が上であることは外せない。
Ryzen ならどれを買っても消費電力面の心配は要らない。
となると後はコア数と動作クロックだけ。動画のエンコードも結構やるから多い方が良いので予算内で目一杯行けるところとお金の計算をしたらこの R5 1600 が限界だった。と言う事となる。
消費電力だけを落として性能据え置き、ないしは微増なら恐らく R5 1400 がドンピシャだろう。でもやっぱそれじゃ面白く無いしって事もあった。
Ryzen 5 1600 のスペック
(2017/08/15 作成したスペック表を画像として入れ替えた)
メモリサポートは DDR4-2666 Dual-Channel までとなり、それ以上はマザーボード次第。
他、目立った新機能としては次の物がある。
- AMD Ryzen Master Utility
- AMD SenseMI Technology
- サポート命令セットとして AES, AVX2, FMA3
- 新しいオーバークロック機能として XFR も搭載
この様になっている。
Ryzen Master Utility は Windows 上で簡単にオーバークロックの設定を行う事の出来る純正 OC ツールだ。使用にはあくまで自己責任の上でという但し書きが付く物だが。
SenseMI Technology は CPU に内蔵されたいわゆる AI であり、温度やクロック、消費電力などを元に最適なパフォーマンスが得られるように学習して上手いことよろしくやってくれる機能だ。実際に「これが SenseMI のおかげか」と実感する事は難しいだろうけど、これがあるから Ryzen なんだなという認識に留めておく位で良いかなと思う。
XFR は主に型番末尾に X の付いたモデルで押し出されている感じもするがその実、1600 でも「6 コア中 4 コア以上が C6-State (Deep Power Down) にある」という非常に限定的な条件下に於いて XFR によるオーバークロックが発動し 3.7GHz まで上昇する。
パッケージ
グレーベースにオレンジの筆で書いたような円がアクセントに RYZEN との文字が。右下にモデルの番号となる 5 が表示される。
形状はだいたい正方形に近い感じで、FX-8350 や APU 各モデルと比べてもサイズが大きめだ。
付属の CPU クーラー「Wraith SPIRE」
R5 1600 では純正クーラーの Wraith SPIRE が付属する。R7 1700 も Wraith SPIRE と同じ名前を冠しており LED 搭載で赤く光るが、こちら R5 1600 付属の Wraith SPIRE には LED が付いていないので光らない。
コアプレートは銅、ヒートシンクはアルミ製。TDP 65W なのでこのくらいのサイズでも放熱性に問題はないのだろう。
固定するにはバックプレートとネジ止めされている爪の部分のネジを外し、空いたネジ穴の部分に Wraith SPIRE を固定する。
筆者は今回、FX-8350 環境で使っていた Corsair H100i という簡易水冷を流用するのでこの Wraith SPIRE はそのまま箱にしまってあるので、付属クーラーの性能評価は行わない。
Ryzen 5 1600 本体
何かあって壊したら買い直しが効かないほどのカツカツ予算だったので、帯電防止のスポンジを引っ張り出してそこに載せて撮影をしていた。勿論帯電防止手袋の装着込みで。
RYZEN シリーズのヒートスプレッダ部はロゴがとても格好いい。どうせグリスが塗られて見えなくなるのなら記念撮影と言った感じに幾つか写真をとっておいた。
ロット No. 部分は画像処理をして隠している。QR コード部分にもロット No. の情報が入っているので合わせて処理。結構ロット No. を隠しているけど QR コードは隠していない方も見かけるので、気にしている方はご注意を。
更にヒートスプレッダをスキャナーで取り込んで補正した画像をペタりと。型番は YD1600BBM6IAE となるようだ。
そして CPU のピン側。
1331pin のパッケージという位だからピンも 1331 本有るはずだが数える気にはならない。
ピンの密度が高く見ているだけでも爽快な本数である。曲げたりしたら洒落にならないしスッポンなんてもってのほかだろう……
次回 Part.2 は
CPU の外観やスペックだけの記事で面白みはないかと思われるだろう。
かといって次回ベンチマーク編と考えて居る Part.2 も面白いかどうかは分からないが、筆者なりのいつも通りなまとめ方で採取したベンチデータや消費電力データをグラフ化して貼りつつ何か一言二言付け加えて行くような記事にしようと思う。
続きは次の記事に。
コメント