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以前、何か面白い物は無いかなと Amazon.co.jp を徘徊していたらこの Novonest の 12cm ファンを見つけた。
単品で 1,000 円を切る 880 円、他にも 2 個セットや 3 個セットも販売されているようで、この値段に惹かれて試しにと 1 つだけ購入してみた。
製品概要
発光色のバリエーションは白、赤、緑、青の 4 色。PWM 対応 4pin 若しくは 3pin の選択か可能な色もあったので選択肢がとても広い。
今回購入したモデルは PWM 対応の赤色 LED モデルにした。
基本スペックとしては
- ファンサイズ : 120 x 120 x 25 [mm]
- 回転数 : 800~1,800rpm
- 風量 : 95 CFM
- 電源 : 12V 0.23A (2.76W)
となっている。
製品外観
ブレードは 11 枚で LED の発光色に同じ赤となっている。
形状も波打つような感じになっており、なかなかユニークである。
ネジ止めしてケースと接触する部分にはスポンジが貼り付けられ、共振を抑えるような良い工夫が成されている。
LED の光を通す透明なリングが周回しているが、剛性も併せ持つような作りになっている。
使って見る
ケースのリアファンにと購入したので、今まで使っていた ENERMAX UCTB12P を取り外し、代わりに本製品を取り付け。
そしてマシンの電源を ON。
部屋の明かりを付けたままの撮影ではあるが、リングが赤く発光している様子が分かる。
マザーボードに搭載された LED も赤にしているのだが、同じ赤色となっていたので親和性がとても高い。
LED の明るさに関しては回転数を絞っても暗くなる事は無く、常に一定の明るさを保ってくれる。
肝心な風量であるが、1,000rpm 程度に絞っても十分な感じであった。
1,800rpm まで上げると結構な風量になるので、このレベルであれば簡易水冷用のファンとしても使えるのではと感じた。
ファンの動作音に関しては MAX 1,800rpm まで上げると流石に五月蠅いが、常用している 800~1,000rpm 程度なら全く以て気にならない静かな動作音であると感じた。とくにファンの形状から風切り音がでるのではと予想していたが、そういった事は現時点で感じ取れない。
PWM 制御でパーセンテージに対応する回転数を探る
リアファンとは言え筆者は CPU 温度ベースで回転数制御を行っていたので、そっくりそのまま引き継げるようにマザーボードの制御に於ける回転数を探る事とした。
結果としては次の通りに。
回転数割合 (%) | 実際の回転数 RPM (±20rpm) |
---|---|
0 | 500 |
49 | 600 |
51 | 700 |
53 | 800 |
56 | 900 |
59 | 1,000 |
62 | 1,100 |
64 | 1,200 |
68 | 1,300 |
72 | 1,400 |
76 | 1,500 |
80 | 1,600 |
87 | 1,700 |
100 | 1,800 |
この様に大体何パーセント設定で何回転するのかとメモっておけば温度毎の設定が明確に出来る。
筆者の場合、CPU 温度が 30℃ なら 800rpm 程度に抑え、50℃ なら 1,000rpm、60℃ なら 1,200rpm、75℃ で 1,500rpm にと 4 ポイント設定にしてある。
CPU は負荷が掛かれば温度が上がるが、同時に VRM など CPU 周囲からの発熱も増すのでそれをリアファンから逃がしやすくしてあげようという目的がある。
おわりに
筆者はケースファン 1 つで 2~3,000 円も出す気は起きないので本製品のような格安ファンは非常にありがたいところだ。
尚かつ安いからと言ってそれなりの性能という訳でもなく、しっかりとした発光、風量を併せ持つのでコストパフォーマンスに非常に優れたファンであると言える。
問題は耐久性に関してだが公称 20,000 時間の動作も可能と書かれていたからそれを信用して壊れるまで使って見ようかなと思う。
取り敢えずかなり気に入ったので、今後も同じファンを追加して光らせてみたいなと思う。
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