[PR Review] ESSENCORE KLEVV SSD NEO N600 480GB

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 この度は KLEVV サンプリングキャンペーンにて提供頂いた ESSENCORE 社の SSD である KLEVV NEO N600 480GB のレビューをお送りしたいと思う。

ESSENCORE とは

 筆者自身としてはこの ESSENCORE 社 KLEVV ブランドを今回のお話しがあるまでは全く知らなかった。
 少し調べてみると ESSENCORE 社は SK Hynix を傘下に持つ SK グループの出資 100% の子会社であるとの事だった。
 半導体メーカー自体、ないし近しい会社が SSD を開発・販売するという方式は近年では良く見られるのでメモリチップの品質に期待出来そうだ。
 そして今回レビューする SSD は ESSENCORE 社の KLEVV ブランドという立ち位置になる。

Essencore
最先端メモリーカード SSD, microSD, USB, DDR4 KLEVV Japan 公式ブログ
klevv-japanさんのブログです。最近の記事は「KLEVV NEO N600 SSD 体験談 (画像あり)」です。

KLEVV NEO N600 概要

パッケージ

パッケージ内容

 SSD 本体とマニュアル以外に Acronis True Image HD 2015 のライセンスキーまで付属するので、HDD などからの移行も比較的容易に行えるだろうかと思われる。

製品外観

 本製品は 7mm 厚の SSD であり、筐体は金属製となっているので放熱性に関する不安も無い。

スペック

 筆者個人的に SSD で重要視しているところにはマーカーを入れてみた。
 SSD コントローラーである SMI SM2256 は TLC をサポートした 2014 年初期の製品ではあるが、SLC Cache Mode と 512MB DDR3 Cache により同じ廉価帯 SSD と比較しても高い性能を有している。
 性能指標とされているシーケンシャル Read 560MB/s, Write 510MB/s は TLC NAND を意識させないような十分過ぎる速度となっている。これについては次の項にて詳細なベンチマークにより解きほぐす事とする。

  • インターフェイス : SATA 3.1 (6Gbps)
  • フォームファクター : 2.5inch
  • コントローラー : SMI SM2256
  • フラッシュメモリ : SK Hynix 16nm TLC NAND
  • サイズ : 100.20 x 69.85 x 7.00 [mm]
  • 重量 : 50g
  • 保証期間 : 3 年
  • 性能 : Sequential Read 560MB/s, Write 510MB/s
  • TBW : 150TB
  • 温度範囲 : 動作時 0~70℃, 保存時 -40~85℃

ベンチマーク

 ここでは実際に KLEVV NEO N600 480GB の実効性能を見て行くために主要なベンチマークを幾つか試してみる。
 動作環境である基本 PC スペックは次の通り。

CrystalDiskMark 6.0.0

 ここでは定番中の定番 CrystalDiskMark を 9 種のセッティングで実行した。これは転送量が多くなるほどキャッシュとの兼ね合いで速度低下が起きるポイントを見たい為だ。





 CrystalDiskMark はキャッシュ溢れによる書き込み速度の低下を識別しにくい性質があるが 8GiB のデータセットから速度低下を認められる。
 こればかりは SMI SM2256 を採用している場合には避けられない部分ではある。
 その他読み込み速度に関しては非常に優秀な速度であり、性能指標である 560MB/s を満たせている。書き込み速度に関しても多少のブレがある物の 500MB/s を越えているのでこちらも優秀である。

ATTO Disk Benchmark

 ATTO Disk Benchmark ではより視覚的に結果が分かるようなベンチマークが可能。転送量は 256MB, 1GB, 4GB, 8GB の 4 パターンで実行した。


 8GB 設定の結果では 8MB のデータからキャッシュ溢れによる速度低下により 100MB/s の書き込み速度まで低下している事が分かる。
 このキャッシュ溢れが起きた時の転送速度はあちこち調べてみるともっと低速になるとのお話しが多かったのだが、100MB/s をキープしているのでそこまで深刻な物でも無さそうだ。

AS SSD Benchmark

 CrystalDiskMark と比べると少し低めの数値が出るのが AS SSD Benchmark。
 テスト項目は大体同じになる。

 AS SSD Benchmark 独自なテストとしてはこの圧縮率の違いによる転送速度を計測出来るので実行した。
 転送されるデータが圧縮の効きが良くても悪くてもほぼ均一な転送を実現しているので、読み書きするデータの違いによって転送速度が変わってくると言う事も先ず無いだろう。

Windows 上でのファイルコピー

 こちらはベンチマークというより明確にキャッシュ溢れで速度が低下するポイントを見定めたいので行ったテストである。
 テストファイルは 10GiB ジャストのサイズの物を用意。これを別の SSD から本製品に対して Windows10 上のエクスプローラーでファイルコピーする事で転送レートを観察する事とする。

 その結果がこれ。

 序盤こそ 400MB/s 超で転送されていたが 7GiB をちょっと過ぎたところからキャッシュ溢れによる速度低下を確認することが出来た。所謂キャッシュが全く効いていない速度が 100MB/s 前後という事となる。
 これは SSD コントローラーである SMI SM2256 で普通に見られる物なので不具合などではなくハードウェアの仕様という事になるのだろう。
 単一で 7GiB 超となる巨大なファイルを頻繁に転送する場合は大きく速度の低下が発生してしまうので、そういった用途には不向きという事になるだろう。この点には注意が必要だ。

まとめ

 480GB SSD としては 15,000 円前後と廉価な部類の KLEVV NEO N600 480GB ではあるが、データ転送速度に不満一つない優秀な性能を有していると断言出来る。
 SSD の寿命に関しても指標となる TBW に示される 150TB を使いきろうとすると、一般的なユーザーが 1 日に書き込むとされる 10GB の場合で 42 年ほど掛かる計算になる。多少ヘビーに扱って 20GB/day としても 21 年にもなるので SSD の寿命に関しては細かい事を考える必要はなさそうだ。この TBW もしっかり公表されている点も安心出来るポイントだ。
 参考までに本記事を執筆するにあたりベンチマークなどで書き込んだデータの総量は 1 日で 300GB 近くにもなったが、何ら問題無く安定した動作をしてくれている。

 つい最近まで筆者が個人的に知らなかった KLEVV ブランドは正にダークホースと言った感じであり、高い性能を持つ優秀な SSD であると言える。
 これから SSD を購入したいという場合、用途に合うようなら選択肢に入れてみることをオススメする。

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