アイリスオーヤマの 5.5 合 IH 炊飯器 RC-IB50-B を購入

Review
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ことのあらまし

 今まではもの凄い長いこと日立の圧力 IH 炊飯器 RZ-KG10J を使用してきたが、釜の底部のテフロン加工みたいな奴が剥がれてきてご飯が焦げ付いたり圧力が逃げて米の芯が残って炊飯失敗なんて事が発生するようになってきてしまった。
 流石にお米を無駄にしてしまうのもヤバいしちゃんと炊けるかヒヤヒヤするのも嫌だから新しい炊飯器を買おうという事で炊飯器選びを開始した。

アイリスオーヤマを選んだ理由

 日立の圧力 IH 炊飯器は購入当時で 2 万円クラスの製品で圧力 IH とスチーム保温が付いている事が特徴的だった。
 しかし圧力 IH というのは密閉度を上げるために蓋周りのパーツ点数が多く、構造も複雑でメンテナンスがかなり面倒だった。スチーム保温という確かにあれば便利だけど、我が家はそもそも食べきる量だけを炊くから保温機能に関しては無用。
 炊飯器にはマイコン方式、IH 方式、圧力 IH 方式という主たる種類があるがそれぞれに特長があるそうで。

  • マイコン方式
     炊飯器本体が安価。熱の回りにムラが出来やすいそうで、炊飯可能な量が大体 3 合までとかが主流だそう。
  • IH 方式
     釜自体が発熱する電磁誘導発熱となるので火力も高く 5.5 合炊きとか多く炊くことが出来る。お米の炊き上がりは圧力 IH と比べて少し固めとなるようだ。
     炊飯器本体も 1 万円前後からとなりマイコン方式よりも高くなる。
  • 圧力 IH 方式
     上記 IH 方式に加えて釜内部を加圧するので IH 方式と比べても炊飯時間が短くなる。加えてお米の炊き上がりももっちりする傾向にあるそうな。
     炊飯器本体はだいたい 15,000 円前後から上限なしという感じに。

 で、筆者宅では炊き上がりさえ普通にお米を食べられればソレで良い。加えて固めの炊き上がりが一番好きなので今回は IH 方式で行くことに決めた。
 一家 4 人だし子供等も育ち盛りなもんだから普段は 2~3 合炊けば良いけど、運動会やら何か催し物があると MAX 5 合炊きをする事もあるので 5.5 合の炊飯器必須。
 そして探すは Amazon.co.jp 内。真っ先にヒットするようなアイリスオーヤマの製品を見つけ、レビューを見つつ RC-IB50-B に決めた。初期不良や意味の分からないクレーマーレビューとかは問題外と言う事で無視。

 購入当時 10% OFF クーポン適用が可能だったので、表示額より 10% OFF の 8,160 円で購入出来た。

外観など

 ボタンや液晶のあるコンソール部分は上蓋一体型となっており、本体外観も四角に近い風貌をとっていた。かなりコンパクトに仕上がっていると思う。
 操作も複雑な長押しなんかは時刻合わせ程度で、ボタンに書いてある機能そのままに動作するからシンプルで簡単に使う事が出来た。

 釜の様子。この釜は今まで使っていた炊飯器の物よりもグッと重みを感じた。
 釜を取り出す際は片手でホイっと取りやすいわけでは無いので、面倒でも両手で脇から指先をかけて持ち上げるようにした方が良い。

 内蓋はこう。安い炊飯器だと、この蓋はロック機構など無くて手前に引っぺがして外すタイプだから心配だったけど、本製品ではしっかりとロック機構があって白いプラスチックのパーツを右にずらすだけで蓋が落ちてくるので取り外しも楽々。

ご飯を炊いてみる

 初回に炊いたのは 2.5 合として嫁さんが炊いた。
 炊き上がりにはショボイ電子音が 4 回鳴った。
 Twitter で炊き上がり時の内蓋に付く水滴はどの程度か気になると聞かれたので直ぐにチェックしてみたのが次の写真。

 内蓋のパッキンが上手いこと水滴を拾って抑えてくれては居る物の、流石に少し垂れている。垂れては居るけどフラットだから掃除するにも苦では無いかなと思う。
 以前使っていた日立の炊飯器は水の垂れる部分が狭いし、釜の横に水たまりが出来るレベルで垂れていたのでこの程度はなんて事は無い。

 ちなみに以前の炊飯器であれば蓋を開けると炊飯器棚の天板にぶつかってしまっていたのだが、本製品ではコンパクトな分だけ全開しても炊飯器棚の天板に上蓋がぶつかると言う事も無かった。これはかなり良いポイント。

 炊き上がったご飯は直後の夕食で食べたけど、IH 炊飯器の特長である少し固めの炊き上がりになっていた。嫁さんが 2.5 合という半端な分量で水加減をミスった可能性もあるが、筆者にとってはドンピシャな固さでニッコリであった。
 因みに嫁さんと子供 2 人は柔らかい炊き上がりの方が好みだそうなのでちょっとご不満ぽかった。後は水分量を上手く調整して柔らかくしてくるかもしれないがそれはそれで我慢しようかと思う。

長時間保温後の様子

 昨晩のご飯の食べ残しが 19 時間程保温された状態だったので中身を観察してきた。

 流石に保温機能として何か特別な備えを持っていない製品だけあってご飯の集団から孤立して入っていたご飯はカッサカサに干からびている個体もあった。
 加えてご飯の固まりであっても、薄く高さの無い縁も一部カサカサになっている部分も見受けられた。

 また、長期保温で内蓋の水分はどうなっているかと気にかけてみたが、炊きたての時と同程度の水分が溜まっている程度で特にタレたりと言う事も無かった。

おわりに

 アイリスオーヤマの炊飯器は IH 方式であっても 9,000 円前後で購入可能と、非常に安価な部類に入る。
 筆者の様に食べる分だけを炊いて保温機能に関しては大して気にかけないかなという方であればベストバイ。
 逆に多めに炊いて翌日の朝やお昼にも美味しく食べたいと拘るのであればこのクラスの炊飯器は正直合わないのでスチーム保温など何かしらの保温機能を有する 1.5~2 万円クラスの炊飯器を選んだ方が良い。

 炊飯器は家族構成やお米の食べ方等と家庭によって千差万別の環境から特に一番合う製品を選んで購入する事が良いのだが、それも中々難しい。
 筆者個人としては保温機能を重視するか度外視するかの 2 択から入ってみるという事をオススメしてみる。

 アイリスオーヤマは同じ 5.5 合炊きな炊飯器でもマイコン式、IH 方式、圧力 IH 方式と 3 種類しっかりだしているので炊飯器購入を考えているのであれば一度選択肢に入れてみるのも面白いかも知れない。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父な 40 代半ばのおじさんです。

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