画像やリンクが無効になっている可能性もあるのでご了承下さい。
はじめに
筆者は「Ryzen ユーザーであれば温度などの状態監視には HWiNFO64 を用いるのがベストである」と考えている一人だが、メインマシンで使用しているマザーボード MSI X370 Gaming Pro Carbon のマザーボード温度表示が何やらおかしいと気付いた。
それは CPU に負荷を掛けると HWiNFO64 の Motherboard が示す温度もガツガツ上昇し、放っておくと 50 度を軽く突破してくるから明らかにおかしいし System に表示される温度と全く同じ値だから違ったセンサーを読んでいるのかなとも思える状態だった。
且つ MSI 謹製の Command Center の示す温度と大きく乖離していたので尚更に。
HWiNFO 本家フォーラムへ
英語がさっぱりな筆者ではあるがそこは気合いの Google 翻訳。英文は一部こうした方が良いなと思う部分のみ手修正して投稿してみた。
機械翻訳を通したおかしな日本語とかよく見かけるけど、この投稿文も英語圏のネイティブな方々からするとそんな感じで見えるのかなーなんておもいつつ遠慮無しにガツガツ行ってみた。
やりとりしたこと
開発者サイドでは特に差異が見られなかったので、MSI Command Center と HWiNFO64 で表示される温度の差は常に 4 度ですか? と返信が来たので、IntelBurnTest を用いて負荷を掛けて温度を上昇させたスクリーンショットを添付した。この時の誤差は結構大きな物だった。
そして温度上昇の傾向を調べてみたり、マザーボード上に直接ドライヤーで風を当ててどのセンサーがどう温度上昇を示すかあれこれ実験をした結果を報告してみたり。
なかなかアナログチックな探りだなと楽しめたりもした。
マザーボード上に風を当てていた時、ふと X370 チップセットに付いているヒートシンクに冷風を当てたらどうなるだろうって試したら HWiNFO64 の示す AUXTIN2 だけが下降していった。
なので恐らく X370 Gaming Pro Carbon の AUXTIN2 は X370 チップセットの温度である可能性が高い。
思わぬ収穫だったがチップセット温度って余り気にかけないので頭の片隅に記憶しておこうかなと思う。
修正したベータビルドをしてくれた!
最終的に頂いたレスポンスにて「このビルドを試してみて下さい」と書かれた横に未アナウンスのベータビルドなプログラムへのリンクが張られていた。
それを試した所 MSI X370 Gaming Pro Carbon のマザーボード温度を正しく表示されるような修正が確かに成されており、筆者が色々試した結果正しいと思われる表記になっていた。
上記スクリーンショットは筆者が質問した内容が適用された物であり、HWiNFO64 の Motherboard が MSI Command Center のシステム温度と同一であり、HWiNFO64 の System 温度と同一値では無くなっている。この System の温度は CPU 周辺に温風を当てると非常に緩やかな上昇をしたのでその辺りに存在するセンサーの温度かと思われる。VRM 周りの温度かなとも思えるが現状では断定に至らず。
おわりに
Google 翻訳を通したやり取りでちょっと不安な点もあったけど、意外になんとかなってしまうものでやり取りも無事に完了したような感じに。
最終的にベータ版とは言え修正して頂いてその内容も想定した通りの結果が得られた。
これにはもう感謝の言葉しかなく嬉しい限りであった。
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