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はじめに
「これで終わり」だとか「もう弄らない弄りたくない」だとか言っても詰められそうな隙を見つけてしまったらいてもたってもいられない。なんか嫌な性。
1/4 に弄って終わったつもりでいたが、1/5 になって最終だと思っていたセッティングを眺めていたら気になる部分がまた出てきたり。
CMOS クリアの頻度が激増したし、起動してもエラーが多発するような状況も出てきた為、恐らくこれ以上は無理だろうという限界点に達した。(と思う)
PC スペック
この記事に関わるのは CPU, Mem, M/B の 3 点かなと。
弄ったところ
今回詰められた項目は次の 5 点。
表記は「項目名 : 旧設定値→新設定値」という感じで項目名は ASUS の BIOS 表記に合わせている。
- Twrrd : 4 → 2
- TwrwrDd : 7 → 6
- TrdrdSd : 5 → 4
- TrdrdDd : 5 → 4
- MemCadBusCsOdtDrvStren : 20 → 24
Write to Write や Read to Read の同モジュールと異モジュールに対するタイミング設定が主体。
CadBus は 4 枚挿しに有利となるような 24-20-24-24 となる様に変更してみたまで。
弄っても駄目だったところ
先日 TwtrL を 12 から 10 にしたが、これを更に 8 まで詰めて見るもエラー連発。CadBus 周りを弄ったり vDIMM を 1.40V まで上げてもどうにもならないから諦めた。
TwrwrDd を 7 から 5 に一気に詰めたら起動しなくなったので間を取って 6 にする事となった。
Tcwl を 16 から tCL-1 となる 15 に落として起動し、ちょっと喜んだ物の GearDownMode 有効時には Tcwl = tCL が強制されると知ったので元通りの 16 に戻す事になった。
チューニング結果
DRAM Calculator for Ryzen で算出されるサブタイミングよりもかなり詰まった状態にする事が出来た。
値も奇数値が減って丸くなった感が。
vDIMM に 1.40V 以上は掛けたくないので恐らくこの辺りの設定が限界。Trfc 以外どれか一つでも数値を落としたら起動しないかエラーが出るようなレベルかと思う。
もしメモリが 2 枚挿しならもうちょい詰められそうな感じもするので、これが 4 枚挿しの限界かなと思うところ。
16GBx2 構成で 32GB にしたくなってくる気もするがそこまではしない。
ストレステスト
DRAM Calculator for Ryzen の MEMBench にある Memtest モード。HCI Memtest のアレを Single 400% で回して寝放置。
無事完走。
今回はもう一つのテストに OCCT Large AVX2 の 1 時間ぶん回しを採用してみた。HCI Memtest よりもメモリ温度が上がるのでちょっと怖い感じがあったり無かったり。
こちらも無事ノーエラー完走。
上記 2 つのテスト完走を以てチューニングし終えた環境が「安定した」ということにする。ホッと一安心。
それにしても 2 つのテストで約 5 時間かかったので非常に面倒臭い物である。
ベンチマークテスト
DRAM Calculator for Ryzen の MEMBench でデフォの Easy モードのベンチマーク結果。
こちらは以前とほぼ同じ結果で差異は見られない。
SiSoftware Sandra 2020 Lite でメモリ帯域を計測。
一番上の赤いグラフが今回のチューニング結果の物で「整数メモリ帯域」が一番高くなった。
青や緑のグラフは以前までの計測結果になるので、DRAM Calculator for Ryzen の結果こそ変わらなかったが帯域は微増ということで。
総合的なメモリパフォーマンスの項を見ても 45.15GB/s も出ているので十分だろう。
おわりに
本当にこれでメモリチューニングは終わりたいなと切望。ストレステストにかかる時間が半端ない……
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