A8-3870K でストレステストと OC

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せっかくの K が付いた倍率固定無しモデルなので、多少の OC はしてみたい。
OC する前に、付属の純正ファンの冷却性能を知らないとヤバイので、ストレステストを
先に行った。


しかし、昨日の記事通り Core#0 がどうしても落ちちゃう不具合があった。
問い合わせた結果、この件に関しては APU 交換して頂けたので助かった。
やはり CPU 部のコアがおかしかった様で、交換後は一切不具合が起きなかった。

手っ取り早くデータを取る為に用いたのは OCCT 4.3.1。
OC をしたり、電源ユニットを買った後なんかによく使う定番アプリ。
A8-3870K 付属ファンを取り付けた状態で CPU:OCCT テストを行った。
グリスは拭き取ってしまったので、SANWA SUPPLY TK-P3S という熱伝導率が 6.5w/mK の
シルバーグリスを塗布した。

発熱具合はこの様な結果になった。

温度はコアクロックではなく、SuperI/O が拾ってくるセンサ温度にした。
見ての通りで 75℃ 辺りまで上昇してしまっている。これで OC は止めた方が良い。

さてどうしよう。と考えていたら未使用でファンが転がっていたのを見つけた。
PhenomII x6 1090T の付属品だ。TDP125W 用の物で、ヒートパイプが 4 本ある。
これなら多少良くなるだろうと取り替えてみた。

尚、グリスに関しては同様に TK-P3S を塗布。
その結果は次の通り

こちらはピークで 63℃ 程。
勿論これでもかなりの発熱になってしまっているので、正直 OC は辛いかも。
なによりファンが 6500RPM で回る為、非常にうるさい。
近い内に Samuel 17 というファンを買おうかと思う。

そしてここからは OC の話し。
動作クロックを詰めていくやり方は人それぞれかなと思う。
自分の場合、電圧定格のまま 100MHz ずつクロックを上げる。
そしてストレステストとして Prime95 を 10 分程走らせて、Worker がエラーを
吐く 1 歩手前のクロックにする。

これを行った結果、3500MHz にしたところで Worker#4 がエラーを吐いた。
なので、1 歩手前の 3400MHz に設定した。電圧は定格 1.4V のまま。
電圧を盛っていけば 3500MHz 以上も行けると思うけど、クーラーが貧弱なので
これ以上の発熱は無理。

A8-3870K @3400MHz 1.4000V 時 CPU:OCCT テストを行った際の消費電力は
最大で 196W にもなった。恐らくファンも 6000RPM 近かったのでその分増えたのかと。

IDLE 時には 45~48W 程に落ち着く。
発熱はピークで 67℃。定格時 +4℃ 程で落ち着いてくれた。

しかし、付属の純正ファンで OC は何かと間違っていると言わざるを得ない結果に。
温度が高くなるとソケット周辺の温度も上がり、電子部品の劣化も早くなるので
別売の CPU クーラーを必ず付けましょうという事に。

後はこの 3400MHz まで OC した状態でベンチマークを行った。

3DMark11
APU Clock3400MHz3000MHz
3DMark ScoreP1105P1100
Graphics Score990992
Physics Score38923577
Combined Score921904
3DMark06
3DMark Score74087103
SM2.0 Score25272442
HDR/SM3.0 Score30302889
CPU Score47584542

やはりというか、DirectX11 ベースよりも DirectX9 ベースの方が伸び幅が大きい。

ただ、OC を行ってまで性能を上げると折角の省エネマシンが台無しな
気がしてならない。
VGA も増設せず、最小構成定格運用こそが A8 系の醍醐味と思う。

もっとパフォーマンス的な事は A10 系に期待したい。

で、今後は MicroATX のケースをなんとかして、クーラーも Samuel 17 にしつつ
省スペース省エネなマシンとして活躍して頂こう。

次回更新は未定とする。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父な 40 代半ばのおじさんです。

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