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はじめに
Nginx 1.25.0 より HTTP/3 が実験的に実装されたので、nginx-quic で公開されていたベータ版のソースから移行した。
今回 1.25.1 に更新されたことにより廃止されたオプションがあったりで設定ファイルを書き直さなければいけない箇所があったのでメモ。
Listen ディレクティブの変更
HTTPS で HTTP/2 をサポートするには
listen 443 ssl http2;
なんて感じに記述してきたが、1.25.1 以降は
listen 443 ssl;
http2 on;
といった感じに分けて書くようになった。
http2 on
を記述しない場合、HTTP/1.1 でやり取りすることとなる。
一部オプションの廃止
一部のリソースを先読みさせるのに用いていた http2_push
と http2_push_preload
が廃止されていた。
このオプションは WordPress を動作させているホストで使用していたので、該当する記述を取り敢えずコメントアウトしておいた。
ソース
Nginx 1.25.1 の Changelog 参照。
https://nginx.org/en/CHANGES
設定ファイルの記述に関してはドキュメントを参照。
Module ngx_http_v2_module
おわりに
設定変更の対象ホストが多い場合は sed -i
なりでドーンして nginx -t
してから再起動かな。
数が多いと面倒臭いので慎重に。
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