はじめに
PC サウンド環境にブックシェルフ型のスピーカーを復活させた当初は Amazon Basics のスピーカーケーブルを使用していた。
その後、押し入れから MONSTER CABLE の STANDARD S16 を引っ張り出してきて使っていたが、如何せんこれが古いし短いしで若干気になっていた箇所だった。
それなら新品に交換しようという事で、ググって調べていたときに見かけた CANARE 4S8 を 2m ほど購入してみた。
2024/04/05 注文時で 460 円/m だったんで 2m 920 円と。結構リーズナブル。
外観など
荷物が到着して開封した瞬間、スペックを細かくチェックしていなかったこともあり「なんだこの太さは」と驚くくらいぶっとい。
外径 8.3mm もある。
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一番外側の皮膜を剥がすと中からは 4 本の線が出てくる。隙間を維持する為に糸も一緒に編み込まれている。
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このケーブルは中身を「赤と薄赤」「白と乳白色」をそれぞれペアにしてつかうスタッカード接続という使い方をする。
ペアにするケーブルはそれぞれが対角におさめられている関係上、ペアにすることでノイズを発しにくい状態になるそうな。
ケーブルを作る
スピーカー側は穴に差し込むタイプの端子だけど、アンプ側はバナナ端子になっているので取り付けて行く。
本当はスピーカー側にも手持ちのピン端子を装着したのだが、付けると音が出ないというダメっぷりを発揮したので、その辺りは割愛する。
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これだけの作業で 1 時間以上経過していたりしてなかなかに大変だった。
ワイヤーストリッパーがないと相当な面倒臭さになるんで持っておいて良かったなと。
ちなみに中の細い線は 16AWG となる直径 1.27mm なので、適切にワイヤーストリッパーで皮膜を剥こう。
接続して音出し
新品だし外径太いし、スタッカード接続したんで、音に変化がなくとも自己満足度は半端無いなと思うところ。
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スピーカーケーブルで「音の変化は分からないものだろうな」と思っていたが、予想に反して全体的に音の出方が良くなっていたので驚いた。
最初は低音の鳴りがなんか今までと違うなと良い方向の違和感を覚えたところもあるが、色々な曲を流していくとコーラス部分の和音になっている各音の声までもが明瞭に分かるようになっていた。
要は今まで以上に音の解像度が上がったということになる。
今まで使っていた MONSTER STANDARD は 10 数年前に購入したものなので、導体が酸化して劣化していたのかなとも思える。そこから新品交換したから尚更音への変化が出たのだろうかと思ってみる。
どこかのレビューを読んでいたとき「スピーカーケーブルはアンプが出す 100 の音を 100 伝える為のもの」と書かれていて、この言葉にえらく感心してしまったが実にその通りなのだなと思った。
おわりに
CANARE のケーブルはリーズナブルだし日本の企業の製品ということもあって安心感も大きい。
スピーカーケーブルを探しているのであればとりあえず使ってみてはいかがだろうか。
これ以上の PC サウンド環境向上にはスピーカーを買い替えるしかないと思うので、それは追々考えて行こうと思う。
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