はじめに
今回、SOUNDPEATS 様より 2025 年 10 月 27 日発売の最新完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air5 Pro+」を先行でご提供いただいた。
本製品は、革新的な xMEMS ドライバーとダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成に、専用アンプを搭載することで、従来のワイヤレスイヤホンの常識を覆す高解像度サウンドを実現した、トッププレミアムモデルである。
音質を最優先するリスナーやオーディオファンのために、SOUNDPEATS が培ってきた技術の粋を集めたという本機。その実力を見ていこう。
製品について
SOUNDPEATS Air5 Pro+ (サウンドピーツ・エアファイブプロ・プラス) は、「革新的 MEMS ドライバーと最先端プラットフォームで、高解像度サウンドと高性能 ANC を両立したワイヤレスイヤホン」をコンセプトに掲げている。
主な訴求ポイントは以下の 3 点である。
- 異次元のハイブリッドサウンド: 10mm ダイナミックドライバーと xMEMS ドライバー、さらに専用アンプを組み合わせ、迫力の低音から超高解像度の高音までを忠実に表現する。
- 妥協なきワイヤレス高音質: LDAC、aptX Lossless、LE Audio に対応。さらに「Hi-Res」「Snapdragon Sound」のダブル認証により、ワイヤレスとは思えない Hi-Fi 体験を提供する。
- ブランド史上最高峰の ANC: 最大 -55dB のノイズ低減を実現する AI アダプティブノイズキャンセリングを搭載。環境に応じて ANC 効果を自動で最適化する。
主なスペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ドライバー | 10mm ダイナミックドライバー + xMEMS ドライバー「Cowell」 |
| アンプ | XAA-2000 Aptos Class-H |
| チップ | Qualcomm QCC3091 |
| Bluetooth バージョン | 5.4 |
| 対応コーデック | SBC, AAC, LC3, LDAC, aptX, aptX Adaptive, aptX Lossless |
| ANC | 最大 -55dB (AI アダプティブ対応) |
| 再生時間 | イヤホン単体: 6 時間 / ケース込み: 30 時間 |
| 防水性能 | IPX5 |
| その他 | マルチポイント接続、60ms 低遅延ゲームモード、専用アプリ「PeatsAudio」対応 |
パッケージと付属品
ここ数年の SOUNDPEATS 製品に倣ったいつも通りのパッケージ。


箱はフチの所にマグネットが仕込まれているので、パチッと閉まる。ちょっと変化球入れてきたなと。

付属品は以下の通り。
イヤーピース、充電ケーブル、USER GUIDE、ピーツくんステッカー、PeatsAudio に関する紙。

外観と装着感
まず、充電ケースは SOUNDPEATS らしい高級感のあるマットな質感である。
ブラックを基調としているが、漆黒という言葉の方がよく似合う。



イヤホン本体はブラックを基調に、タッチセンサー部分にブロンズカラーがあしらわれ、洗練された印象を受ける。

実際に装着してみると、カナル型としては圧迫感が少なく、長時間の使用でも疲れにくい自然なフィット感だ。
重さも片側 5g と軽量で、装着していることを忘れるほど快適であった。
イヤーチップは 3 サイズ (S/M/L) 付属しているので、多くの方の耳に合うかと思う。
音質レビュー:異次元のハイブリッドサウンドを聴く
本機の核心である音質について、じっくり聴き込んでみた。
再生には Xiaomi POCO F7 を使用し、LDAC 接続にて DreamTheater のアルバム Greatest Hit & 21 Other Pretty Cool Songs を一通り聴くこととした。
イントロ:xMEMS × ダイナミック × 専用アンプ
Air5 Pro+ は、低域用に 10mm ダイナミックドライバー、中高域用の xMEMS ドライバー「Cowell」、そして Cowell のポテンシャルを最大限に引き出す専用の Class-H アンプ「XAA-2000 Aptos」という、贅沢なハイブリッド構成を採用している。この構成がどのようなサウンドを奏でるのか、期待が高まる。
低域
まず驚かされたのが、低音の「深み」と「キレ」である。
低音重視で色々埋もれちゃってるような “ありがちな事” がなく、音の要素それぞれがクッキリハッキリである。
本機のチューニングはフラットではあるが重心がやや低音域にあるので、土台としてしっかり仕事をしている。
中高域
xMEMS ドライバー「Cowell」の真価が最も発揮されるのが、この中高域だ。従来の 4 倍という応答速度がもたらすサウンドは、まさに「超高解像度」。
アコースティック楽器の繊細なニュアンス、シンバルやボーカルの透明感が、驚くほどクリアに再現される。
加えて音の厚みに高級感があり、リッチなサウンドをドライブしてくれている。
総評:「解像度の高さ」と「音楽的な温度感」の奇跡的な両立
Air5 Pro+ は、MEMS ドライバーによる圧倒的な解像度と、ダイナミックドライバーの音楽的な豊かさという、トレードオフになりがちな要素を、専用アンプという心臓部を得て、極めて高いレベルで両立させている。これは、単にスペック上の高音質を追い求めるだけでなく、「音楽を心地よく聴かせる」という点において、稀有なイヤホンと言えるだろう。
一言で言うなれば「重厚なリッチサウンドを奏でるイヤホン」と言える。
PeatsAudio アプリでカスタマイズも可能
スマートフォンへ専用アプリである PeatsAudio を導入すれば動作モードやサウンドの更なるカスタマイズが可能となる。
ダウンロードは以下の通り、各 OS のストアから。
for Android
for iOS

以下のスクリーンショットの通り、LDAC ON/OFF といったコーデックの設定や、各モードの設定が可能だ。


更に注目したいポイントが「イコライザー」の設定だ。

ここで設定したプリセットは Air5 Pro+ に記憶されるので、毎度アプリから設定する必要がない。
前述の通り、本機は音がフラット寄りであり、同社他モデルとは音の方向性が異なる。
若干ドンシャリ方向が好みである場合、このイコライザーより「ロック」を選んであげるとドンピシャな音が得られるようになる。
この様に自身の好みに合ったプリセットで鳴らすのもまた一興である。
ブランド史上最強の ANC 性能
Air5 Pro+ は、最大 -55dB のノイズ低減を誇る AI 適応型ノイズキャンセリングを搭載している。実際に様々なシーンで試してみた。
- 道路沿いの雑踏
普通車の走行音は「サーッ」とかすかに聞こえる程度で、大型車になると流石にエンジン音が聞こえるがうるさくない程度にまで低減される。
人々の会話は気にならないというか、何を言っているのかよーく聞き取らないと分からないレベルに。
歩行中の ANC モードは危険な為、是非パススルーモードに切り替えて安全を確保した運用を行いたい。 - パチンコ屋
シマの裏を流れるパチンコ玉の騒音がメインのノイズだが、これは掻き消える。
台の音は爆音だが、隣の台の音は減衰してくるので ANC によってい低減されるが、自分の台の音は ANC を抜けてくる。これが最高に没入感が得られて良い。
音楽を聴かずとも ANC ON の本機を耳に付けておくだけで恩恵が得られるのだから使わない手は無い。
その他の機能
- マイク性能: 左右 3 基ずつ、合計 6 つのマイクと AI ノイズキャンセリングにより、非常にクリアな通話が可能だ。騒がしい場所でも、こちらの声が相手にストレスなく伝わることを確認した。
- マルチポイント接続: スマートフォンと PC など、2 台のデバイスに同時接続可能だ。仕事とプライベートのデバイスをシームレスに切り替えられるのは、非常に便利である。
- バッテリー: イヤホン単体で 6 時間ももつので、連続使用でバッテリー不足を感じることはまぁまぁ無い。未使用時にケースへ入れておくのであれば、都度充電される為、最大 30 時間の使用が可能であるからたいしたスタミナである。
まとめ:どんな人におすすめか?
SOUNDPEATS Air5 Pro+ は、以下のような方に特におすすめできる製品だ。
- 音質に一切妥協したくないオーディオマニア
- 有線 Hi-Fi イヤホンに匹敵するワイヤレス体験を求める方
- 強力なノイズキャンセリングで音楽や作業に没頭したい方
- 最新技術を搭載したガジェットが好きな方
希望小売価格 15,380 円という価格でこのサウンドと機能性を実現しているのは、驚異的なコストパフォーマンスと言わざるを得ない。SOUNDPEATS が「トッププレミアムモデル」と位置付けるに相応しい、まさに新次元の完全ワイヤレスイヤホンである。
お得なクーポン情報
SOUNDPEATS 様から Air5 Pro+ が更に 10%OFF になるクーポンコードをご提供頂いたので、以下に掲載する。
| 10%OFF クーポンコード | SPA5PLSPR05 |
| 対象製品 | SOUNDPEATS Air5 Pro+ |
| 利用可能期間 | 2025/10/27 09:01~2025/11/20 20:00 |



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