サーバーの OS を CentOS 6 から 7 にした

Linux
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 今年の 3 月位から「どうしようかなー!」って悩みながら検証をした時期もあったけど、やっと本腰を入れて動く事になった。
 というのも、最近使いたいなーって Web アプリ Plugin が PHP 5.5 以上じゃないとダメって言ってきたりしたのを見て、PHP 5.6 にしようと思った。しかし、PHP 5.6 では suPHP という既に開発の終わった「PHP を CGI として suexec してくれる物」が動かない。
 PHP をユーザー権限で動かすには PHP-FPM を用いてやれば良いと言うことは既に過去の検証で分かっていたから、それをまた引っ張って来つつ Apache 2.2 系から 2.4 に移行。MPM を EventMPM で動かすことにした。
 そこまでやるなら余っている SSD に CentOS 7 を入れて構築し直した方が将来的にも長く使えそうだと感じた。しかし、正直考えるだけでも凄い怠いので着手するまでにえらく時間のかかってしまった。


 一応ここ一週間くらいは VMwarePlayer で仮想マシンを 3 つ立ち上げながら手順を全てメモしながら設定も作り込んで一箇所に纏めておいたので、今日の作業自体は大体コピペ。どっかミスっていたらひたすらコマンド叩いていた感じだが、気がつくと 8 時間位経っていた。
 検証と言っても、稼働ホストと同じ動作をするように時間をかけて作業し、完成したら稼働ホストからルーティングを曲げてあげるだけでダウンタイムを極力減らす様に努力してみたりした。
 実機には SSH が繋がるようになったタイミングで、どんどん yum install かましつつ /etc 以下の設定ファイルをコピーしつつログを見て動作確認を繰り返すのみ。WordPress やら入っている /home 以下もユーザー毎に cp -rp しながら UID, GID の変わったユーザー分はオーナー変更をいれたりと確認作業も怠い。
 凄い時間をかけて思う通りに動くようになると、これが楽しくて堪らないから、この達成感と自己満の為の一日になった。

 Web 系は Apache 2.4 + PHP 5.6 + MariaDB で Zend Opcache や APUu も入ったので suPHP とは違い、ユーザー権限であってもキャッシュが効くのですこぶる早い。このブログのトップページは Request/s が約 11 倍に処理速度が上がった。かなり大きい所だ。
 MTA では既存通りの Postfix + Dovecot + MariaDB なバーチャル環境に加えて ClamAV でウィルスチェック、Spamassasin でスパムチェックも入れるようにした。DKIM や SPF も入れ込んでいるから流行の構成にはなっていると思う。
 DNS 周りは chroot 動作に切り替えた程度。
 ntp は ntpd から chronyd に変更されたから素直にそれを使う。パフォーマンスがかなり良いらしい。

 細かい所は小出しに記事に出来ればと思う。
 今日はキーボードを叩きすぎて指が疲れた。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父な 40 代半ばのおじさんです。

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