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この度は Tronsmart より Tronsmart MUPP8 の提供を頂いたのでレビューをお送りする。
USB to MicroUSB ケーブルが長さ別で合計 6 本も同梱されたパッケージである。
Tronsmart MUPP8 の特長
内容としては全てが USB TypeA to MicroUSB ケーブルであり、長さ 30cm x1, 1m x2, 1.8m x3 の合計 6 本となる。どのようなシチュエーションに於いても充分対応出来るバリエーションとなる。
端子はピンのみならずシェルの部分も 15μm の金メッキを施してあるから、接続する器機のコネクタにも優しい。当然ではあるが、ピンも金メッキされているから電気抵抗を落とす事ができ、供給する電流の損失が抑えられるから大容量高速充電にはもはや金メッキは必須条件だ。
使用感
パッと触れた感じケーブルは太く好みが分かれるところがあると思うが、これは Quick Charge 2.0 対応という事もあって通常のデータ通信よりも多くの電流を流すことになるので、線は太い方が良い。
残念ながら Quick Charge 2.0 対応充電器機を持ち合わせていないので 9V ないし 12V の電圧で試用する事が叶わなかった。しかし、電流量として 2A 近い量を流すことを確認できたから確かな品質を感じ取ることが出来た。
長さ別電流量
長さ別で流れる電流の違いを計測してみた。充電器は今回、ANKER 5-Port Desktop Charger を用い、残量 75% 以下に減った ANKER PowerCore 10400 の充電を行うことで計測を行った。
30cm ケーブル使用時
5V 1.95A という充電器のスペックを最大限に引き出すことが出来ている。この数値を見るのは始めてだったので驚いた。
1m ケーブル使用時
更に 30cm 伸びた 1m だと 1.93A に降下した。とはいえ 0.02A 程度だからどうでも良い誤差だ。恐らく一番需要のある長さであると思うので、ここまで電流を流すことが出来るのであれば不満の言葉が一つも出てこない。
1.8m ケーブル使用時
1.9A を切って 1.87A となった。30cm と比較すると 0.08A の降下となる。通常、ケーブルが長くなるほど電気抵抗が増すので流れる電流はもっと下がるハズなのだが、この程度の降下で済んでしまうのでやはり品質は良い物なのだろうと実感した。
おわりに
ケーブルの電気的な品質に関しては満足度の高いケーブルである。耐久性に於いては長期的に抜き差しを何度もしていかないと分かってこない部分となるが、少なくとも初期不良的な問題は何も無く 6 本全てが脱着を繰り返しても不具合は起こらなかった。
ただやはりケーブルの太さや硬さに於いて好みが出てしまうかもしれないが、多くの電流を流す場合には太い方が良いから安全性の面を考えるとそこは目を瞑るべきだと思われる。
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