はじめに
スピーカーをサウンドバーから Edifier R1000TCN 改 + 中華デジアンに戻した事を皮切りに、アンプを買い替え、オペアンプを交換、ついには USB-DAC を購入するところまで来てしまった。
PC のサウンド環境もこれでひとまず完成か。
製品選び
NFJ 社の FX-AUDIO- ブランドが大好きなので、ここから選ぶことは決定済みだった。
問題はグレード的な何か。
先ず、使用しているマザーボードは ASUS の CROSSHAIR VIII DARK HERO なので、DAC のチップは ESS 社 ES9023P となっている。
このチップは DNR 112dB、THD+N -94dB というスペックになっている。
要はこのスペックを超えてくれないと音質向上を体感するには難しくなるだろうなと予想した。
偶然にも同じ ES9023P 搭載の FX-AUDIO- FX-00J という製品が存在した。
チップが同じだけど USB 接続でノイズの影響は下がるので、音質的には同等以上ではあると思われる。
しかし、USB-DAC を使うからには今までよりも少しくらい上のスペックで行きたい。
そんなわけで選ぶことになったのがワンランク上の FX-AUDIO- FX-04J+ となる。
こちらは ESS 社 ES9018K2M というハイエンドチップを搭載し、DNR 127dB、THD+N -120dB という圧倒的スペックとなっている。音質向上は数値からして狙えるものだろうと思った。
FX-AUDIO- FX-04J+ 着弾
上記の通りにスペックを見て FX-04J+ を購入、無事着弾と。
宅配便を受けとった段階からして「あれー? なんかやたら小さい気が……」と感じていたが、そう言えば本体サイズに関しては何も気に留めていなかった。
手のひらサイズというコンパクトさ。そして見た目が格好いい。
接続してみる
FX-04J+ には USB Type-A to B なケーブルは付属していないので、別途購入しておいた。
この手のケーブルは長すぎず短すぎず、且つ音楽用途だから金メッキ & フェライトコアの付いたものがいいなと。
運良くマッチする製品が見つけられたので良かった。
RCA ケーブルに関しては上を見ていたら切りがないレベルで値の張る製品もあった為、Amazon Basics の 1.2m なケーブルを選んでみた。
ケーブルの太さも Φ5mm ちょっとで必要十分だなと感じられたから悪くない買いものだった。
これを FX-04J+ に接続する。
音を聞いてみる
PC に繋いだらすぐさま使用可能になった。
SPDIF で認識するんだなと。形式に関しては 24bit/48kHz でとりあえず。
これでとりあえず YouTube を開いて割とソースが良さそうな音の出る動画を再生させたりして評価した。
この手の動画が最近はお気に入り。
FX-04J+ で音を出したときの第一印象としては「高音の伸びが凄い」という感じで、個人的な好みよりも若干強く出ていたので「固い」という印象も同時にあった。
この辺は Equalizer APO でイコライジングして直ぐに調整してあげることで自分好みに出来た。
USB-DAC にすると良くある感想として「ノイズが少ない」とか耳にしていたが、実際には以前の環境からしてノイズ感はなかったんで大差は無かった。
それだけ CROSSHAIR VIII DARK HERO のオンボサウンドは優秀だったのだなと思わされた。
更にソースを変えて手持ちの音源から色んな曲を流してみると、16bit から 24bit になったからなのか、ボーカルの声に立体感が結構でていた。吐息からなにからやたらリアルに感じるなとちょっと驚き。
おわりに
筆者個人としてはハイエンドマザーボードに載っているような DAC チップよりも高性能なチップを採用した USB-DAC を使えば、流石に音質の向上を体感することが出来た。という結果になった。
5,000 円前後の製品でこれだけの音質を確保できるのだから、もっと早く手を出しても良かったかなと強く思う。
USB-DAC はいいね!
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