EarFun Air Pro 4+ レビュー – ハイブリッドドライバー搭載で高音質を実現した完全ワイヤレスイヤホン

Review
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はじめに

 オーディオブランドとして名を馳せる EarFun より、待望の新作完全ワイヤレスイヤホン EarFun Air Pro 4+ が登場した。

 本製品は EarFun として初となるハイブリッド・デュアルドライバーを搭載し、更に業界最小クラスの BA ドライバーと 10mm ダイナミックドライバーを組み合わせることで、これまでにない高音質を実現しているとのことだ。

 今回、幸運にも EarFun 様より製品をご提供いただく機会に恵まれたので、その実力を詳しくレビューしていく。

EarFun Air Pro 4+ の主な特長

 EarFun Air Pro 4+ は、音質、機能性、使いやすさの全てにおいて高いレベルでバランスの取れた製品である。主な特長は以下の通りだ。

  • EarFun 初のハイブリッド・デュアルドライバー: 自社開発の業界最小クラス BA ドライバーと 10mm ダイナミックドライバーを搭載し、全帯域で最適化されたサウンドを実現。
  • 独自のオフアクシス配置音響構造 (NSAA 技術): 11 度の理想的な角度でドライバーを配置し、磁気干渉を最小限に抑え、音響特性を高精度に調和させる。
  • ハイレゾワイヤレス認定と多彩なコーデック対応: Snapdragon Sound に対応し、aptX Adaptive や LDAC といった高音質コーデックをサポート。LDAC とマルチポイント接続の併用も可能である。
  • 強力なノイズキャンセリング: EarFun 独自の「QuietSmart 3.0」技術により、最大 50dB のノイズを低減する。
  • 長時間再生と便利な機能: イヤホン単体で最大 12 時間、ケース込みで最大 54 時間の再生が可能。ワイヤレス充電や急速充電、Auracast オーディオ共有にも対応する。

スペック

項目スペック
Bluetooth バージョンV6.0
Bluetooth チップQualcomm QCC3091
ドライバーバランスド・アーマチュア型 + 10mm ダイナミック型 (ハイブリッド)
対応コーデックLDAC, aptX Adaptive, aptX Lossless, LC3, SBC, AAC
ノイズキャンセリングQuietSmart 3.0 (最大 50dB)
再生時間 (ANC オフ)イヤホン単体: 最大 12 時間 / ケース込み: 最大 54 時間
再生時間 (ANC オン)イヤホン単体: 最大 8 時間 / ケース込み: 最大 36 時間
防水性能IPX5
その他Snapdragon Sound, Auracast, マルチポイント (LDAC 併用可), Google Fast Pair, ワイヤレス充電

外観と装着感

 EarFun Air Pro 4+ の充電ケースは、丸みを帯びたコンパクトなデザインで、持ち運びに便利である。

 充電を行うには USB Type-C ケーブルを接続するスタンダードな方式。

 イヤホン本体は非常に軽量で、耳への収まりも良好。長時間の使用でも疲れにくい装着感を実現している。

 イヤーピースを外したところ、形状はこの様になっていた。

 イヤーピースは複数のサイズが同梱されているため、自分の耳に合ったものを選ぶことで、より高い遮音性と装着安定性を得ることができる。

専用アプリ

 EarFun 専用アプリを使用すればコーデックの変更や動作のカスタマイズ、EQ 調整が可能となる。
 是非インストールして使ってみよう。

 コーデックは対応している中からスイッチで切り替えていくタイプ。
 LDAC とその他は排他的設定となっており、切り替えるときはイヤホンが再起動する仕組みだ。

音質について

 再生には Xiaomi POCO F7 を使用し、LDAC 接続にていつも通りに DreamTheater のアルバム Greatest Hit & 21 Other Pretty Cool Songs を一通り聴くこととした。

 まず印象的だったのは、ハイブリッドドライバーならではの解像度の高さと、バランスの取れたサウンドだ。自社開発の BA ドライバーが奏でる高音域は非常にクリアで伸びやか。シンバルやハイハットの繊細な響きまで忠実に再現してくれる。

 一方、10mm ダイナミックドライバーが担当する低音域は、非常にパワフルでありながら決してブーミーになることなく、タイトでキレのあるクリアなサウンドを聴かせてくれる。NSAA 技術による恩恵か、中音域も埋もれることなく、ボーカルや楽器の音像がクッキリと浮かび上がる。

 全体として、重厚であるが且つ音場の広さもそこそこあり、非常に聞きやすい音作りだと感じた。
 専用アプリでイコライザーのカスタマイズも可能なので、自分好みのサウンドに追い込むこともできる。

 実際に筆者が EQ を自分好みに調整してみると、以下のようなセッティングになった。
 大きく弄っても破綻せず、しっかりドライブしてくれた。

ノイズキャンセリング性能

 最大 50dB のノイズを低減するという「QuietSmart 3.0」は、その謳い文句に違わぬ強力な性能を発揮してくれた。

 交通量の多い道路沿いやカフェ店内といった騒がしい環境でも、ノイズキャンセリングをオンにするとスッと周囲の騒音が遠のき、音楽の世界に没入することができる。特に、エアコンの動作音や電車の走行音といった継続的な低周波ノイズに対しては絶大な効果を発揮する。

 もちろん音楽を流さずに耳栓としての利用にも有用なので是非活用したい。

 これだけの性能があれば、通勤・通学中の音楽鑑賞はもちろん、集中したい作業や勉強のお供としても非常に心強い存在になるだろう。

まとめ

 EarFun Air Pro 4+ は、EarFun が満を持して送り出す初のハイブリッド型イヤホンとして、その期待に見事に応える完成度の高い製品であった。

 高解像度でバランスの取れたサウンド、強力なノイズキャンセリング、LDAC とマルチポイントの併用可能という利便性、そして長時間再生と、あらゆる面で高いレベルにまとまっている。

 「高音質な完全ワイヤレスイヤホンが欲しいけれど、どれを選べば良いか分からない」という方に、自信を持っておすすめできる一台である。

クーポンコード情報

 EarFun 様よりクーポンコードのご提供も頂いたので、以下に掲載する。
 購入を検討の際、是非使用していただきたい。

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著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

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