はじめに
この度は VITURE 様より最新の XR グラスである VITURE Luma XR グラスのご提供を頂いた。
筆者自身、初となる XR グラス体験はどういった物か、レビューをお送りしたい。
もはや「4K 級」- 1200p 解像度と 1000 ニトが織りなす圧倒的な映像美
筆者が VITURE Luma XR グラスを装着し、最初に映像を映し出した瞬間、思わず「おお…」と声が漏れた。これが、本製品の最も重要なセールスポイントである「圧倒的な映像美」を体験した偽らざる第一印象だ。
スペックシートを確認すると、ソニー製の最新マイクロ OLED パネルを採用し、解像度は 1200p、輝度は 1000 ニトとある。正直なところ、数字だけではその実力は計り知れない。
しかし、独自の光学設計によって生み出される映像は、メーカーが「4K 級の鮮明さ」と謳うのも納得のいく、驚くほどシャープで色彩豊かなものだった。
特に黒の表現力は特筆すべき点で、引き締まった黒が映像全体のコントラストを高め、まるで高品質な有機 EL テレビを見ているかのような感覚に陥る。
3m 先に 146 インチ相当の巨大なスクリーンが浮かび上がる様は、まさに圧巻の一言。手軽なグラス形状でありながら、ここまでリッチな映像体験が得られるとは、正直言って期待以上だった。
さらに、この映像体験を加速させるのが「Immersive 3D」機能だ。
AI と独自の 3D アルゴリズムを用い、2D コンテンツをリアルタイムで没入感のある 3D 映像に変換する技術を Immersive 3D と呼ぶ。
特長は次の通り。
- リアルタイム 3D 変換 : 2D の映像を即座に 3D 変換。
- 多様な用途 : 生産性向上、エンターテイメント、ゲーミングなど幅広く活用可能。
- カスタマイズ性 : 表示モード (拡張/ミラーリング)、品質モード、深度レベルなど調整可能。
- 幅広い互換性 : ストリーミングサービスやゲームなど、様々なコンテンツに対応。
Immersive 3D 機能を使えば、普段見ている YouTube 動画や映画、アニメが、驚くほどの立体感をもって迫ってくる。
よりコンテンツの楽しみ方が広がることは間違いない。
「いつでも、どこでも」没入できる、世界初の電子調光フィルム
どれだけ映像が美しくても、周囲の光が視界に入り込んでしまっては、没入感は削がれてしまう。
VITURE Luma XR グラスは、その課題を「電子調光フィルム」という世界初搭載の機能で見事に解決している。
これは、右テンプルにあるボタンを押すだけで、レンズの透過度を瞬時に切り替えられる機能だ。
例えば、日中の明るいリビングで使用する際はフィルムをオンにすることで、周囲の光を物理的に遮断し、映像だけに集中できる環境を作り出せる。逆に、周囲の状況を確認しながら「ながら見」したい場合は、フィルムをオフにすれば良い。


この機能のおかげで、新幹線や飛行機での移動中、あるいは家族がいるリビングなど、利用シーンを問わず、常に最高の没入感を得ることが可能になる。これは、他の XR グラスにはない、本製品ならではの大きなアドバンテージと言えるだろう。
メガネ不要の快適さ。「近視調整機能」と良好な装着感
XR グラスを選ぶ上で、映像美と同じくらい重要なのが「装着感」だ。特に、普段メガネをかけている筆者にとって、視度調整機能の有無は死活問題となる。
その点、VITURE Luma XR グラスは、最大 -6.0D (中等度近視) まで対応する近視調整機能を搭載。レンズ上部にあるダイヤルを回すだけで、自分の視力に合わせてピントを簡単に調整できる。

これにより、メガネを外した状態でも、クリアな映像を楽しむことが可能だ。筆者のようなメガネユーザーにとって、これは非常にありがたいポイントだった。
尚、筆者は近視調整機能で、左右で -5.0~6.0D にしたところぴったりピントが合った。素晴らしい。
本体重量も軽量で、ノーズパッドも複数サイズが付属するため、フィット感は良好。長時間の映画鑑賞でも、大きな疲れを感じることはなかった。

Type-C 接続と Nintendo Switch で広がる活用の幅
本製品は、DP-Alt モードに対応した USB Type-C ポートを搭載しており、対応するスマートフォンや PC とケーブル 1 本で接続できる手軽さが魅力だ。

そして、その活用シーンとして特に注目したいのが「Nintendo Switch/Switch 2」との連携だ。
別売の「VITURE Pro モバイルドック」を介することで、Nintendo Switch 及び Switch 2 の画面をグラス内に投影し、ポータブルでありながら 146 インチの大画面でゲームをプレイするという、夢のような体験が実現する。
VITURE Luma XR グラスは「買い」か?
ソニー製パネルによる圧倒的な映像美、それを最大限に活かす電子調光フィルム、そしてメガネユーザーに優しい近視調整機能。これらの機能が見事に融合し、極上のポータブルシアター体験を提供してくれる。
「いつでも、どこでも、手軽に、最高の画質で映像コンテンツに没入したい」。そんな純粋な願いを持つ全てのユーザーに、筆者は自信を持って本製品をおすすめしたい。これは、あなたの日常を「映画館」に変える、魔法のグラスだ。
VITURE Luma の上位版である VITURE Luma Ultra はこちら。
Appendix
パッケージ開封の儀
パッケージサイズは 210x120x95 [mm] でコンパクトにまとめられている。


箱本体を取り出す。

蓋を開けると操作方法とアプリケーションに関する QR コードの案内がある。これは親切設計。

VITURE Luma が収められたケースとノーズパッドとマニュアル類の入った箱が見える。

これがパッケージ内容となる。

こちらはマニュアル類とクリーナー。

こちらが大事なノーズパッド。ユーザー体験に直結するので必ず自身に合った物を探して装着をしよう。

ケースの内容物
VITURE ロゴ入りのケース。

初回オープン時の様子。
上部に USB ケーブルが収められている。

通常、収納時には上部へ USB ケーブルも一緒に収められる仕組み。
仕切りがあるので、ケーブルによって XR グラスに傷が付くこともない。携帯性抜群。

専用の形状をした USB Type-C ケーブルがこちら。

斜めになった端子側を VITURE Luma 本体、右テンプルに装着しよう。

VITURE Luma 本体
外観はサングラスライクになっている。
透過度は設定により変化する。

テンプルの太さも不自然さがないので、他人から見てもさほど違和感のない雰囲気に。

ノーズパッド部。これは自身に合ったサイズを付属品から探して交換しておこう。

本機の最大の特長にある -6.0D まで対応を果たしている近視調整機能はこのダイアルから行える。
左右個別に設定可能なので、メガネをかけている人でも裸眼で最高のユーザー体験が得られる。

手前の映像表示部分と奥の透過度調整グラスがセパレートになっている構造。

右のテンプルに USB Type-C 端子がある。付属のケーブルは個々に接続しよう。

左右テンプルそれぞれに操作スイッチが付いている。
物理スイッチなので押し間違いもなく、操作性も抜群だ。


左右テンプルに実装されたスピーカーがこちら。
きちんと芯のある音を奏でてくれる。

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| クーポンコード | BUCCHI1118 |
| 有効期間 | 2025/11/18 11:00~2025/12/31 23:59 |



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