画像やリンクが無効になっている可能性もあるのでご了承下さい。
Corsair H100i を入手して冷却性能大幅 UP した。折角なのでこれまで常用してきた 4.3GHz と言うクロックを引き上げられない物かと試したところ、すんなり 4.5GHz で安定動作してくれた。空冷時では CPU のパッケージ温度が 80 度を超えて ThermalShutdown までをも発生させてしまったのだが、さすがは H100i。CPU:OCCT 20 分で CPUTIN ピーク 64℃。Package の温度でも 50℃。怖いのでまだ消費電力は見ていない。
セッティングとしては CPU である FX-8350 を x22.5 の倍率で 4,500MHz とし、Vcore は 1.4250V。M/B の ASUS SABERTOOTH 990FX R2.0 側で Load Line Calibration を High に設定。CnQ やらクロックが動く物は全部 OFF。NB 2.4GHz 設定。メモリは AMD メモリ DDR3-1866。
これで Prime95 を用いた超高負荷でロードテストをした。どこか不安定であれば 1 分も持たないカスタム設定で 8 分ほどは持ったんで安心安定。
Prime95 の超高負荷設定画像を以前の記事から画像だけ持って来た。Threads は弄らずで。
で、ロードテスト中の様子がこれ。
LLC を High としても Vcore が落ち込んでいるので、VRM が弱い M/B だと危ないかもしれない。FX-9370 とか TDP220W も公式サポートしている M/B だと FX-8350 の OC も安心だ。
次に OCCT も回してみたので結果をペタっと。
こちらが CPUTIN の温度。M/B の SuperI/O から取得する CPU 温度。
こっちは Package 温度。CPU 内のセンサー温度と言う事で。
ちょっとした Benchmark。
CINEBENCH R11.5
FX-8350 4.3GHz + GF670GTX : OpenGL = 52.47 / CPU = 7.23 / CPUx1 = 1.12
FX-8350 4.5GHz + GF670GTX : OpenGL = 53.47 / CPU = 7.38 / CPUx1 = 1.15
CINEBENCH R15
FX-8350 4.3GHz + GF670GTX : OpenGL = 79.40 / CPU = 663 / CPUx1 = 100
FX-8350 4.5GHz + GF670GTX : OpenGL = 83.55 / CPU = 697 / CPUx1 = 105
クロックが上昇した分が素直に増えている印象。実際にこの差を体感しろと言われても無理なので、どこまで自己満足度を高めるかの問題に。かと言って 4.5GHz から定格の 4GHz にしたら差は感じるかもしれないので、暫くこのまま使って行こう。
2013/10/23 7:43 追記
冒頭でも「怖いので消費電力は見てない」としたが、やっぱ見ておくべき事だろうと TAP-TST8 を用いて消費電力を見てしまった。
OCCT 4.4.0 にて PowerSupply:OCCT をしたところ、消費電力は 494W を記録した。CPU:OCCT だと 323W に。GPU が GF670GTX の OC 版でメーカー公称 200W なので大まかに合致するシステム全体の消費電力。CPU フルロードのみで 300W を越えてくるのは正直辛すぎた。IDLE 状態では 130±5W 程度。
ミドルよりもちょっと上のクラスで組んだ PC だけど、よく考えてみるとかなりの電気喰いだなぁ… と。そんな訳で 4.3GHz にそっと戻したのであった。
気になって 4.3GHz@1.3750V 時にも同様にして PowerSupply:OCCT を回してみたところ、こちらは 452W だった。-42W なので結構大きい差だ。IDLE 時はほぼ同じ 130±5W に収まっている。
過去に書いた自分の記事を読むとこう書いてあった。
4400MHz の安定動作もさせたが、その時のパフォーマンスに対する消費電力に魅力的な物を感じなかったので、結局は 4200MHz 安定という結果に
正にこの通りであり、パフォーマンスに対する消費電力を考えないといけないなと。
コメント