画像やリンクが無効になっている可能性もあるのでご了承下さい。
はじめに
あまり文字を打つことも無いサブマシン用に購入をしてみた。
今まで―― というか今でもそうだがフルキーボードとして Logicool K270 を。マウスは Logicool M705 を接続している。
そこへ更に Ewin KP-810-19S を接続するという使用形態になったのだが、これには色々複雑な事情がある。
普段はメインマシン側のキーボードとマウスをネットワーク経由で共有して使っている。これには Microsoft の Mouse without Borders を用いて実現している。
ただこのネットワーク越しにソフトウェアで共有するというのも万能では無く、一部不正防止ツールの導入されたゲームでは Mouse without Borders が無効化される。
その度に体を捻って直接サブマシンのキーボードを叩いたりマウスを直接操作しなくてはいけなくなり不便さを感じていた。
もっと小型なキーボードを手元に置いて自由に位置を動かせた方がずっと楽であろうと思いついて色々探したら Ewin KP-810-19S に辿り着いた。
Ewin KP-810-19S 概要
パッケージ
写真だとサイズ感が分からなくなってしまったが実測で 180 x 105 x 23 [mm] とかなりコンパクトなパッケージになっていた。
パッケージ内容
ミニキーボード本体に充電用 MicroUSB ケーブルとマニュアルに保証書と。
外観
実測で横幅 137mm と非常に小さい。筆者の持つ 5.2inch サイズのスマホ Xperia XZs の縦サイズよりも短いくらい。
キー配列は日本語 JIS 配列の変則タイプ。中央上部にタッチパッド、その右側にホイールやボリューム操作可能なキーが配置されている。
背面にはバッテリーカバーがあって、この中にレシーバーとなるドングルが納められている。
技適マークに関してもシールで貼り付けられた物だが正しい表示があったので問題なく使用可能。
バッテリーに関しては BL-5B という形式で 3.7V 300mAh という仕様だった。Amazon で探せば同型番のバッテリーで高容量なタイプも売っていたからいざとなればもっと長時間駆動出来る様にする事は可能かも。
充電には MicroUSB 端子から行う。PC に接続するかスマホなどの充電器から電源をとっても充電可能。
ホイールは赤い部分がそれ。上下スクロールが可能でクリックも出来る。周囲にミュートキーやボリューム操作キーも付いている。
そして逆サイドに配置されたゲームのコントローラーライクなキーはカーソルキーとなっている。OK キーは Enter と同じ動作をしてくれる。
電源スイッチは右にスライドで ON となる。放っておけば勝手にスリープモードになってくれるから家で使っているのであれば電源は入れたままで大丈夫。
Fn + @ でライティングモードを選ぶことが出来て、この様にカラフルなライティングも出来るし単色点灯も行ける。暗い所で使用する際に便利。
使用感
キーの押下はクリック感があるのでしっかりと「押した」と分かりやすい作りになっている。
かなりコンパクトなキーボードであるため、文章を打ち込むという使い方には不向きである事は致し方ないポイント。ちょっとした検索ワードをブラウザで打ち込むなんて程度までの利用になるかなと思われる。
この製品の最たる長所はとにかくコンパクトでワイヤレス。尚かつタッチパッドとホイールが付いているから 1 製品で PC 操作を完結できる点にある。
タッチパッドはスマートフォンの様にタップで左クリック扱いになるし指二本でタップすると右クリック扱いとなってこれまた便利。
キーボードへ手を伸ばさなくてもゲームのコントローラーの様に両手で持ってポチポチするだけで操作が出来るという手軽さが最高に使いやすい。
欠点
この製品は 3 分ほど無操作であると自動的にスリープモードに入る。
「操作中」と判断される操作はキー入力のみであり、タッチパッドやホイール操作は含まれない。
つまりタッチパッドやホイール操作中でも規定時間が来ればスリープに入ってしまう。そしてスリープからの復帰にはキー操作が必要になるなんてポイントが。
これはちょっと大きな欠点かなと思う。
スリープからの復帰であれば SHIFT キーでも押して上げれば PC に無駄なキー入力を与えず復帰可能なのでそうしているが、スリープに関する仕様だけちょっと残念かなと思われる。
使用上の注意点
筆者環境ではサブマシンに USB ハブを繋いで手に近い位置まで伸ばして使用しているのだが、その設置位置がルーターの隣だった。
これが原因でこの製品の使用する電波の周波数帯 2.4G に Wi-Fi の電波が干渉してキー入力がドロップしたり細切れに入力しきれない事が発生した。
よって PC に接続する USB のドングルは電波を発するネットワーク機器からは多少なり離しておきましょうという事になる。
直接サブマシンのフロントポートに接続する事で動作上の問題は解決出来た。
それともう一つ、不正防止ツールの導入されたゲームに於いてはボリューム操作が出来なかった。この点はたいした影響は無いが念のため。
おわりに
ゲームのコントローラーの様に手に持って PC 操作が出来るという事は腕や肩、腰などへの負担も軽減出来て楽な姿勢で行えるようになった。
ちょっとした操作でいちいちフルキーボードを叩くのは面倒だなーとか、何台もキーボードがあるけど早々使う事も無いのであれば本製品のような超コンパクトなキーボードで代用してしまえばスペース削減にもなるのでオススメかも。
コメント