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この度 Mpow より Patech 青軸メカニカルゲーミングキーボードのご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は USB 接続で US 配列 104keys なメカニカルゲーミングキーボードである。メカニカルスイッチには LED が内蔵されており、色々な点灯モードを搭載している。パームレストも一体型となっており、そのままで少し楽なタイピングが出来る。
採用しているキーのスイッチは OUTEMU 製の Cherry MX Clone な青軸であるが、荷重が 60±15g と重め且つクリック感のある物となっている。60±15g というのは Cherry MX 黒軸 (60±20g) や一般的なメンブレンキーボードに近い物がある。
パッケージ
キーボード外観
トップビュー
ケーブルにキートップ引き抜き治具が付属している。ゲーミングキーボードらしく要所の LED が搭載されている。
ボトムビュー
四隅に大きめの滑り止めが付いており、スタンドも先端が滑り止めの為に加工されている。
サイドビュー
フレームレスであるからキーのスイッチが横から見える状態となる。この為、掃除などのメンテナンスが行いやすい。
一見普通のカーブに見えたけど、スペースキーのある最下段がガクっと落ちている感じがする。
また、キートップが軸の奥にしっかりとはまり込んでいないキーが多いので、親指で垂直に押し込むと良いだろう。
メカニカルスイッチ
キートップを外すと軸が顔を出す。この軸は Cherry MX と同じキートップを装着する事も可能。
スイッチを接写すると OUTEMU との刻印がみられる。OUTEMU 青軸は荷重 60±15g、キーストローク 4.0mm、寿命は打鍵 5,000 万回とされている。
Cherry MX 青軸は 50±15g となっているので、OUTEMU 青軸は Clone ではあるが本家よりも 10g 重い。そして青軸特有のクリック音は少し弱めと感じた。
例えるなら Cherry MX 黒軸の荷重に茶軸のクリック音という雰囲気が近いかも知れない。
使い方
キーボードとしての使い方は USB 接続であるからパソコンの USB 端子に接続するだけ。LED はバスパワーで充分動作するので外部電源は当然不要。
LED の点灯制御は全て Fn キーとのコンビネーションで設定を行うことが可能。
主には Fn + ↑/↓ で LED の輝度調整、Fn + INS で点灯モードの変更を行える。
また、Fn + 1~8 でゲーミングモードとなり、定番の WASD 他ゲームタイトル毎によく使うキーのみを点灯する事が可能。取説には FPS, CF, COD, RTS, LOL との記載がある。世界的なタイトルは押さえているようだ。
更には Fn + 9 か 0 を押した後、Fn + HOME キーを押してから点灯させたいキーを任意に押していき Fn + END を押すと点灯させるキーをカスタマイズして保存をする事も出来る。至れり尽くせりだ。
LED 点灯モードの確認動画
部屋の電気を消してから確認を行った。
(撮影には同 Patech アクションカメラを使用)
特に押したキーから左右に光が広がるウォータードロップオフモードと、押したキーだけ数秒光るクリックモードが非常に面白い。
打鍵感
普段使用しているキーボードは Realforce 91UBK であり、荷重は変荷重 35~45g なので本製品の OUTEMU 青軸 60g と比較すると 15~25g も重くなることになるので、慣れるまでには時間が掛かった。
サブマシンには同 Patech 87keys 青軸キーボードを使用しているが、そちらの Switch Master 青軸 (50±15g) と比べても重いから用途としてはゲーミングに絞られている物であると感じる。
筆者は文字入力量が多いので 60g の荷重では常用は厳しい。ゲームをする時だけ本製品を繋ぐと言った事の方が適しているだろう。USB 接続であるからその点、手間が掛からなくて良いしパームレスト一体型だからキーボードに合わせて別途購入する必要も無い。お手軽である。
US 配列のキーボードで日本語入力するには ALT + ` を押すと IME の ON/OFF が出来る事を覚えておこう。
タイピングテスト時の動画も撮っていたのでここに追加とする。
おわりに
筆者は初めてのゲーミングキーボードという物を触れてみたが、交換用キートップなど用いずとも WASD だけ点灯させて強調させたりとスイッチに内蔵されている LED のおかげで出来るので非常に手軽で便利であると感じた。
多種多様な LED 点灯モードが存在するので、視覚的にも飽きが来ない物だろう。もっとも、普段手元は見ないので視界に入っている程度ではあるが、それでもインパクトを感じることが出来た。
追記
2016/05/22 23:55
タイピングテストの様子を収めた動画を編集して追加した。
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