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はじめに
この度、VANKYO (ワンーキョー) より Alpha X180 という Bluetooth 5.0 対応フルワイヤレスイヤホンをご提供頂いたので、レビューを行うこととなった。
個人的に VANKYO 製品は 10inch タブレット MatrixPad S30 とワイヤレスヘッドホン C750 を愛用しているので、好きなブランドという事から今回のレビューは楽しみだった。
Alpha X180 製品概要
スペック
Bluetooth Version | 5.0 |
対応 Codec | SBC, AAC |
最大通信距離 | 10m |
再生時間 | 音量 80% 時、約 5 時間 |
充電時間 | イヤホン, 充電ケース共に 1.5 時間 |
動作温度 | 0~40 度 |
防水性能 | IPX7 |
充電ケースのバッテリー容量 | 500mAh |
重量 | 充電ケース+イヤホン合計 45.0g、イヤホン : 片側 4.6g, 左右合計 9.2g |
パッケージ
開封すると以下のようにケースとイヤホン x2 にアクセサリーボックスが同梱されている。
パッケージ内容
内容としてはケース、イヤホン x2、イヤーピース(大中小各 2)、充電ケーブル、マニュアル、クイックマニュアルとなっている。
イヤーピースはイヤホン本体にそれぞれ中サイズが装着済となっている。
充電ケース外観
表面はピアノブラック調になっており周囲が映り込む。トップにはブランドロゴがあしらわれている。
背面には充電端子となる USB Type-C がある。付属の Type-A to C のケーブルを用いて充電を行う。
底面には各種表示がある。PSE マークと技適マークが正しく表示されているので、日本国内の使用に於いても安心だ。
イヤホン外観
左右それぞれに操作に必要なタッチパッドとマイク、充電端子が配置されている。
以下単品で見てみる。
白い円の中がタッチパッドとなっており、指で触れるだけで再生/一時停止、ボリュームの UP/DOWN 等が行える。
また、使用中にはこの白い円が青色 LED で光るので動作状態が分かりやすい。
使い方
ペアリング
初回使用時ではケースの蓋を開けると自動的に電源が入り、ペアリングモードに移行する。
あとは接続を行いたいデバイスから Bluetooth 接続を行えば良い。
ペアリングを解除したい場合、接続したデバイスから Alpha X180 を切断をする。
ペアリング後の接続
ケースの蓋を開けると自動的にペアリングされたデバイスと接続されるので、該当するデバイスの電源、若しくは Bluetooth が ON になっている必要がある。
スマートフォンで使用するなら Bluetooth が ON であればケースからイヤホンを取り出し、耳に装着する頃には接続が完了しているはずだ。
操作方法
イヤホン本体に付いているタッチパッドに触れる事で操作が可能となる。
- 音量調節
音量 UP : 右イヤホンのタッチパッドを長押し
音量 DOWN : 左イヤホンのタッチパッドを長押し - プレイヤー操作
再生/一時停止 : イヤホン左右何れかのタッチパッドをタップ
前曲 : 左イヤホンのタッチパッドをダブルタップ
次曲 : 右イヤホンのタッチパッドをダブルタップ - 通話操作
受話/終話 : イヤホン左右何れかのタッチパッドをタップ
着信拒否 : イヤホン左右何れかのタッチパッドを 2 秒長押し
リダイアル : 右イヤホンのタッチパッドをトリプルタップで最後に掛けた番号へのリダイアル - 音声アシスタント
左イヤホンのタッチパッドをトリプルタップ
装着感
Alpha X180 はイヤホン 1 つで 4.6g となっているので、初めて手にした時は「軽いな」という印象だった。
装着時に違和感を覚えるようなことも無く、デフォルトの中サイズなイヤーピースで程よく使用することが出来た。
ただ、装着中にタッチパッドに触れてしまうと該当する操作が実行されてしまうので、若干気を使う場面も多い。操作性を考えるともう少し面積を減らした方が指で摘まみやすく、装着もしやすくなるかなと感じた。
音質チェック
筆者が使用しているスマートフォン Galaxy S10 とのペアリングを行い、プレイヤーとして PowerAmp というアプリで試聴することとした。
オーディオコーデックは AAC が選択された。
PowerAmp の設定にて先ずはイコライザとトーン調整を OFF とした。
商品説明では中高域をバランス良くチューニングしたように書かれていたが、筆者としての印象は「すこーし中域が乗ったフラット寄り」であると感じた。43 歳という年齢なので中高~高域に対する聴力が落ちているだけかも知れないが……
ノーイコライジングでも POPS から HM, HR, Progressive といったジャンルの曲をなんなく聴かせてくれたので、1,999 円という値段からすると非常に良好な音質であると言える。
フラット寄りであるということは、自分の好みに音の調整がし易いのでありがたい。
なのでイコライジングを行ってチューニングもしてみた。
筆者の耳では次のようなチューニングで非常に満足出来る音にすることが出来た。
重低音と高域を盛りつつ中域を落とすことで音のクリアさを引き出す感じが好きなのでこうしてみた。
ブーストしてもその音域が割れたりせず、素直にドライブしてくれたことも好印象だ。
おわりに
VANKYO Alpha X180 は「フルワイヤレスイヤホンを試してみたいけど値段が……」という方や、「安くても音質が……」等と考えている方のフルワイヤレスイヤホン入門にはベストな選択になりそうな製品であると強く思う。
何にせよ 2,000 円を切った廉価帯であるにも関わらず、それに見合わない良い音質、イコライジングしても素直なドライブ、装着感を評価したい。
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